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【SARAH代表インタビュー】ちょっと早い「2021年度」を振り返ります。

 みなさん、こんにちは。編集部の山中です。急に寒くなってきましたので、皆さまも温かくおいしいごはんを楽しみつつ、体調を崩さないように気をつけてくださいね。

 さて今日は1年間の振り返りをしたいと思います。「1ヶ月があっという間ではないか」と思った読者のみなさまもおられることでしょう。株式会社SARAHの会計年度は12月始まりなので、11月が年度末なのです。早速ですが、代表の高橋に1年間を振り返ってもらいました。 それでは、高橋社長、どうぞ。


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 皆さん、こんにちは。SARAH代表の高橋です。7期目が11月に終了しました。いつもは飲み会などでインフォーマルに振り返りをやっていましたが、社員も増えてきたのでしっかりとお伝えしようと思い今回の投稿となりました。

 今年は私たちが持っているデータの価値が証明されつつあるという実感が湧いた年でした。
 理由は大きく3つあります。順にお話ししていきたいと思います。
まず食品メーカーや飲食店など向けに提供しているFoodDataBank(以下、FDB)が4月頃からしっかりと売り上げを伸ばすことに成功しました。各業界の有力企業をはじめ、ご契約いただいているほとんどのお客様が契約更新して頂いています。

 次に既存株主の皆様が追加出資に応じてくださったことです。セブン-イレブン・ジャパン様やVCなど、多くの既存株主の皆さまが追加出資してくださいました。さらに外食産業からエー・ピーカンパニー様やダイヤモンドダイニングVC様にもご出資を頂けました。実際に投資を頂いた以外にも複数のVCより投資の打診をいただき、FDBが食領域だけではなくSaaS企業全般の中でも初年度から売り上げを伸ばしている点をご評価頂けました

 そして、こうした資本提携を踏まえ、大きな構想を描けるようになったことです。食のデータは決済データに次ぐ重要な価値を生み出せると確信できました。数年前から国内外のメガベンチャーがこぞってQRコード決済サービスを展開し、覇権争いを繰り広げてきました。中国ではアリババやテンセントが制し、フィンテック分野を皮切りに様々な領域で存在感を発揮するようになりました。
 しかし、これらの企業でも「どこでいくら使ったか」は分かっても「何を食べたのか」は分かっていません。中国でも私たちと同じように食のデータの価値に気づいた企業が、旅行サイト、チケット販売サイトなど様々な領域で中国No.1となり、世界でも時価総額TOP30の企業となりました。

 このあたりの事象は過去の記事でも記載しておりますが、"存在のデジタル化"から"行動のデジタル化"へ、データを取り巻く環境は変化しています。詳しくはこちらの記事も是非ご覧になってください。


 では、私たちはどうするのか。まずはグルメコミュニティアプリ「SARAH」会員にレコメンド精度を上げてサービスを利用いただくこと、次にFDBのデータを参考にしながら契約企業様の商品開発のご支援をさせていただくこと。これにより消費者が求めているものに最短でたどりつけるようになります。
 日本でもっとも中食市場・外食産業にしっかりとリーチできるパートナーの皆さまとともに食のエコシステムの実現に向けて具体的なビジョンが描けるようになったのです。決して私の妄想ではなく、構想になりました。

 最後に、こうした構想を実現するための組織についても触れておきたいと思います。今年は社員やインターンの皆さん合わせて50人を超える組織になりました。SARAHの組織の良いところは多様性が高まっていることです。社員の3分の1が外国人で、年齢構成も幅広いです。COO(近々こちらでもご紹介します!)が一番の若手というのもダイバーシティーが浸透した企業と言えるのではないかと考えています。

 もちろん課題はあります。まず女性比率が低いことです。これから経営陣も含め女性を登用していきたいです。大手企業からの転職も増えているので、着実に組織力は高まっています。

 一方で事業が急速に成長しているが故の課題も出てきています。現在は事業が3つになりました。SARAH、FDB、Smart Menu事業です。兼務者が多いので、優先度の付け方が難しく、各メンバーのリソースをどう配分すればよいのか難易度がぐっと上がりました。マルチタスクをこなす必要があるため、個人の難易度もあがっていると思います。

 しかしながら、この状況は想定の範囲内ではありました。食のメディアを始めた時点で覚悟していたことです。食のメディアをベースにしながら、様々な新規事業を立ち上げていく。足し算ではなく掛け算で挑みます。絶賛採用を強化していますので、ぜひご興味を持ってくださればお話しましょう!

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