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さけぶかのような音

わたしは1989年9月3日5:15に生まれた。
そして、いもうとは1989年9月3日5:45に生まれた。
キッチンの引き出しになぜかある母子てちょうにはそう書かれていた。

おなかの中にいたいもうとはそとに早く出たかったと思う。
わたしが先におかあさんの道を通って外にでてきた。
「おぎゃーーーー!!!(たぶん)」

・・・・・

・・・・・

・・・・・
「おぎゃ・・・・(たぶん)」

いもうとは、外の世界にふれてはすぐ
集中治療室(しゅうちゅうちりょうしつ)というところに移動し、管(くだ)をつけられたらしい。
わたしがなかなかでなくて、いもうとは窒息(ちっそく)してしまっていたようだ。
いもうとはわたしの声を聞いてくやしかったに違いない。
なぜなら、32さいのいもうとは
しゃべり声がでかい。
いもうとは「生きてるぞー」ととくかくさけぶかのような音をしている。

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いもうととの思い出は、続く

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