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乗車券と特急券の違いがわからない女が寝台特急に乗った話

タイトルには違いがわからないと書いてあるが、なんとなくの違いはわかっているつもりではある。ぼんやりと。
県外の現場に行く時はだいたい宿と新幹線がセットになっているもので予約しているため、乗車券と特急券買わなきゃ!っていうのがあまりない。その為、いざ発券機で購入となると物凄く考えながらトロトロと操作する羽目になる。みどりの窓口に行った方が正確かつ迅速に対応していただける事はわかっているが、自分自身が人見知りということもあり出来れば1人でなんとかしたいと思ってしまう。

そんな人見知りが寝台特急に乗って東京まで行った記録を残しておきます。

1.寝台列車との出会い

何故寝台特急に乗ろうと思ったか、それはひとことで言うと「乗ってみたかった」からだ。
普段の交通手段は車、県外へ遊びに行く時は新幹線か飛行機を利用しており、たまには使ったことの無い交通手段で遊びに行ってみたいととあるYouTubeのチャンネルに出会ってから思うようになった。とあるYouTubeのチャンネルというのが、「スーツ 交通」「スーツ 旅行」だった。

たまたまディズニーリゾート関連の動画をYouTubeで見ていた時、スーツさんがディズニーランドに訪れている動画が目に留まった。

とても面白いし何より鉄オタじゃなくても理解出来るわかりやすい説明で気付いたら他の動画も見ていた。そこでサンライズ号を知ることになる。


2.予定を立てる

消化しないといけない有休がまだ数日残っていたので、消化ついでに寝台特急に乗って東京に行ってみようと思い立った。
当初の予定は寝台特急に乗り東京へ行き、ディズニーシーで遊んで帰りはフェリーに乗って帰ろうとしていた。しかし、私が住んでいる広島県には寝台特急もフェリーも停まらない。昔は広島県に停まるものもあったらしいが今はない。そこで当初予定していたものを変更し、行きは寝台特急を利用して帰りは新幹線を利用することにした。フェリーはまた別の機会で利用したい。


3.切符の購入

予定が決まったので次は切符の購入へ。初めに述べたように、人見知り故に自力で切符購入しようと奮闘した。ネットで色々調べてe5489の会員登録して空席の確認もしていざ予約しようとしたが出来なかった。何度も試したがダメだった。頭を抱えた私は有識者の知恵を借りようとYahoo!知恵袋で質問してみた。
Q.e5489でサンライズの予約ができない。(要約)
A.みどりの窓口へ行ってください。(要約)
自分でも薄々気づいていたが、有識者にみどりの窓口へ行けと言われたので大人しく向かうことにした。
最寄りの駅にみどりの窓口がある事は知っていたが、開いている時間が分からなかったため調べてみると、知らない間にみどりの窓口からみどりの発券機プラスに変わっていた。この時、発券機だったらどっちにしろ自力でなんとかするしかないじゃんって思っていた。ところがどっこい、この発券機は画面に映るオペレーターと会話しながら予約することができるのだ。「す、すげぇ…」と技術の進歩に感動しながら無事予約が取れた。

今回はシングルで予約


3.いざサンライズへ

基本的に日程表は作らないが、今回は初めての寝台特急なので日程表を作成してみた。

隠す必要はないがなんとなく恥ずかしいので、日付けは隠してます。
上の画像を見てもらったらわかるように、一度新幹線に乗って姫路まで向かってそこでサンライズ出雲に乗り換え。

遅刻癖があるため気持ち早めに動いた結果姫路で少し待つ羽目になる。乗り遅れるより断然良い。
ボーっとしながらホームで待っていると、YouTubeで何度も見たサンライズ出雲がやってきた。

撮り鉄ではないので良い感じの写真はない。撮ることに夢中になって、乗り遅れたら恥ずかしいのでそそくさと乗車。

廊下
部屋

ずらりと並ぶ扉と狭い廊下。ちょっとネカフェっぽい。扉を開けると、まるで秘密基地のような部屋になっていた。今回は2階の部屋だったので、電車とは違いホームを見下ろすような高さで新鮮だった。
サンライズが動き出したあたりから軽く乗り物酔いをしてしまい、気を紛らすため窓の外を眺めることにした。しかし、2階部屋の窓は上の部分がアーチ型になっており外が歪んで見えより酔ってしまった。
行動不能になる程ではなかったので、夜景を見ながら晩酌しようとロビーに向かった。ロビーには男女の2人組と男性が1人座っていた。この空間でのボッチ晩酌は気まずいと咄嗟に判断し、平然を装いながらロビーを通過してシャワー券のある車両まで歩いた。もちろんシャワー券は無かった。何事もなかったように自室に戻り壁を見ながら晩酌。実は部屋を出る前に晩酌用のカルピスサワーをカバンの中で少しこぼしていた。初めての寝台特急で浮かれていたのかもしれない。

ありがたいことに部屋に寝巻きが用意されていたので着てみた。少し心許ないが個室なので問題ない。
することもないので電気を消して横になった。気が昂っていることと、環境が変わるとなかなか寝れないこともあり直ぐには寝れなかった。揺れや音に慣れた頃には寝ていた。
朝アラームが鳴る前に目が覚めたので、外を眺めながら布団で寝ながら移動するのも悪くないとしみじみと感じた。通過するホームに人が増えてきたのでカーテンを閉め朝の支度をはじめた。
壁を見ながら朝食のおにぎりを食べた後、車内にある洗面台で顔を洗い歯磨きを済ませて顔面を作っていく。走行中のメイクは難易度高め。
バタバタと準備をしていたらあっという間に東京駅に到着。ここでサンライズとお別れ。


4.感想

計画を立てるところから乗車するまでずっとワクワクしていた。思っていた以上に楽しかったし、良い経験にもなった。帰りもサンライズにすればよかったと後悔するくらい好きになっていた。
非日常を味わえる鉄道の旅も悪くない。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回「ひとりディズニー」ご期待ください。

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