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Valkyrieのアルバムありがとう

2023/11/8にリリースされたValkyrieの実質2枚目のアルバムを入手しました。
聞きました。どうしようかと思った。理想すぎてびっくりした。そんなアルバムありがとうの記事です。気づいたら年越しちゃったしその間にみかの干支スカウト来てValkyrieで辰完成しちゃった。最高。ありがとう。

いつも通り主観しかない記事なのでご注意ください。

サブスクでも配信されていますので是非此方をお聞きください。
トラック順に情緒がアレになった諸々を書き記していこうと思います。




トラック順がやば

そうなんですよ、まさにそのトラック順がヤベェなと思いました。初っ端からインストゥルメンタルである「-Open the cover-」が流れます。重厚なストリングスが響き渡り、これから始まるValkyrieの物語を予感させてくれる曲となっています。

物語か~~~~~~~

ヒエ………

「Open the cover」、表紙を開き、「Turn a page」、ページをめくり、「Close the book」、本を閉じる。

表紙を開いた先、我々を迎えるのは「祝福のLibrary」。

なにこれ・・・・・・・・・
吃驚、ヒュムノスとうみねこと近侍曲とそのほか数えきれない諸々の最高楽曲を世界に誕生させている志方あきこさん楽曲提供・編曲担当というこのそれあれの図書館の扉を叩くことでこのアルバムの幕が上がる。

もうこの時点でだいぶ大変だったけど入口である。この先生きのこれるのか。そんな緊張感とともにこの図書館でValkyrieという本の世界をめぐる事になるワケだけども、1曲目からもう大変な事になっているのでお察し。

へんなこえでた

まず構成として、中表紙とも呼べる「祝福のLibrary」と共に並ぶのは「!!」の最初のシングルでもある「Eternal Weaving」。

光と影のふたりが共に紡ぐこの曲でもって、ズ!!のValkyrieは始まった。どうやっても宗のようにできない、人間になったけれどどうしてもうまくいかない。ままならない。そんなみかに、せめて立ち上がって一人で歩けるようになるまでは背負って歩こうとゴミ捨て場でみかの隣に腰を下ろしながら宗は笑った。ふたりの『人間』としてのValkyrieの、最初の曲がこれ。しんどい。

そんな曲の後に2つ目のインスト曲「Turn a page」が挟まれる。それはまるで陶器でできた人形がくるくると回って音を奏でるオルゴールのようなもので、ゆっくりと動きを止め、同時に音も止まる。
動きを止めたオルゴールドール、その後に聞こえてくるのは「Acanthe」だった。
芸術家が、物言わぬ人形に命を宿そうとする物語の曲。

なんでそんなことするんですか?(ほめてる

頭を抱えるしかないんですわこんなの。Turn a pageの間にじまんぐ氏のナレの幻聴が聞こえてたの絶対私だけじゃないと思ってるけど私だけかもしれない。ごめん。

Acantheについてはこっちの記事で情緒をグチャらせながら語ってます。それにしても「Turn a page」からの繋ぎが良すぎて、あまりにAcantheの世界に浸るためのエスコートをされている感が凄かった。

そんなAcanthe、アウトロの曲調から芸術家と人形に光が差したことがうかがえたところでこの曲は終わる。きっとこの二人は幸せに暮らすんだろうな。そんな多幸感に満ちた中、響くのは雷鳴と重なりの声。

ぴえ………

世界線が異なることが明確にわかる。先程のAcantheとは違う、匿名という顔の見えない者たちが集う電子の世界である。導なくこの「迷宮電子回廊」を彷徨う迷い子たちに「ここが真実だ」と高らかに歌い上げるその様はまさに帝王。

ぴえ……

フルサイズで聞いた時の衝撃もさながら、この曲、ここではMVを軸にした話をするが、みかのセンター曲であるのは曲調からしてもとても分かりやすいものの、MVにおいてはかなり宗を立てる振付があることも大変おいしかった。ここが真実、この人、お師さん、斎宮宗こそが真の帝王だとでも言わんとするその様相、とってもすき。たいへんにすき。Cメロも鳥肌でした。こちらもぜひフルで聴いてみて欲しい最終バトルステージの曲です。

そんなラスボスの登場に慄いている間に、ページは次の世界線へと進んでいく。そこは花の都、恋の街。愛のうたが壮大に奏でられる世界。

最高がすぎる。妖しさから一転、花の舞う華やかな世界がそこには広がっていた。異邦の青年と人形師の青年、「僕」と「おれ」、そして「MADEMOISELLE」の楽しくも哀しい「愛」の舞台の曲、「Le temps des fleurs」である。
詳しくはValkyrieクライマックスイベント「レゾンデートル」の作中劇を読んでいただきたいけれど、その曲を迷宮電子回廊の後に持ってくる事で(もちろんイベント開催順ということかもしれないが)明確に世界線、本が違う事を示唆しているのがあまりにあまりにもだった。語彙。無理。無い。
この曲何がいいってまあ全部いいんですけど、上パートと下パート、エスコートする側とされる側が入れ替わり立ち替わりお送りされてるってところもそのうちの一つだと思っています。

レゾンデートルについてはこっちの記事で限界になってます。本当に最高ストだった。1/28~2/28までアプリ内無料開放されますのでまだの方がいらしたら是非…何卒…!

そんな世界を見送って、いよいよエピローグに差し掛かる。本の世界での永い眠りから朝へと誘うような清廉な音が耳を打つ頃だ。

世界が目覚める。目覚めたのなら共に歌おう。そんな風に静かに、けれど盛大に「麗しのナイチンゲール」は語りかけてくる。

いや語りかけるというかなんかもうお互いに囀り合っているのを聞かせて頂いている気分になる。本当にすごい。ティカリンガリラという囀りでもって世界の夜明けを背景に、静かな湖畔で歌う二羽の鳥。仰がずにはいられない天。抱えずにはいられない頭。拝まずにはいられない関係者各位が坐す方角。大感謝である。
この曲はMVがまだ実装されていないが、スタライ7thではすでに披露されている。本当にすごかった。語彙は飛び散ったし私の視界に入っていた初見勢ヴァPは茫然としていた。わかる。私も茫然とした。早く円盤を買わせてほし…もう再来月…????
今後MV化がなされるかどうかはわからないが、できればストも一緒に欲しい曲だと個人的には思っている。

目覚めた世界、廻った世界に思いを馳せながら閉じられる本。「-Close the book-」をもってValkyrieの世界は一旦幕を下ろす。これまでに旅をした世界はどれも異なり、どれも素晴らしい光景の物語だった。

そしてここからはValkyrieを形作る「個人」の世界である。
この流れで来るソロ。本当に…もう…隙の無いトラック順ですこと…!!!!
私自身アルバムは好きな曲から、または曲順をシャッフルして聴く事が多いけれど、このアルバムに限ってはトラック順に聴こうと思った要因が上記である。ほん・・・もう・・・すきですね・・・このアルバムの流れを企画した方に御礼申し上げます・・・




ソロ曲がやば

待ちに待った2曲目のソロ曲。2曲目だからこその1曲目との対比を楽しむという咀嚼の仕方もできる美味しさ。試聴の段階でもうすでにワァ!???とはなっていたけれど、フルで聴いたら殊更にワァ!?!!?!?!だった。

宗ソロは言わずもがな、前作の静かで甘やかな彼のひみつの部屋の舞踏会を垣間見せて貰っていた印象から一転、『愛はすべてに打ち勝つ』という意味のラテン語「Amor Vincit Omnia」が示すタイトルの通り、己の愛という強さを纏って自信に満ちた宗の姿がそこにはあった。いや強。強・・・!??!?!?
宗は元々情熱的で、根っこが愛でできているけれど、「ズ!」の頃はその愛を表に出す事がとても不器用だった印象がある。今の宗はその愛を表へ出す方法をちゃんと学んだ宗という雰囲気がとても強い。
自分の求めるもの、つくりあげたいもの、表現したいものが何かを今の宗はわかっている。その結果が「これが僕の愛だよ」とでも言わんばかりに高らかと歌い上げるこのソロと考えると、本当に……強い…強いぞ斎宮宗…かっけぇ……むり…すき…
好きなフレーズを一つ選ぶとしたら「君にも見えるか 眩しい光」
宗が作り出す芸術、その喜び、全部を「ほらご覧」と共有してくれるそのフレーズがたまらないと思う。すきだ…

そしてみかソロ。前作は己の意志など要らない、操ってくれるただ一人のためにすべてを擲って踊り続けるという、むしろ逆に強い意志を感じる曲だった。今作はどうだろう。度肝を抜かれたのは冒頭のフランス語だった。「あなたのために、愛をこめて」。えフランス語!????!??!?!!
その時点で宗の影響を大いに受けているであろうことが見受けられるものの、曲の纏う雰囲気は対象が私じゃないのも含めてそこまで前作との違いはない。どこか妖しく、それでいて憂いも感じる曲調。異なるのはその歌詞の中でのみかの立ち位置だった。
今作「夢見るアーキテクチャ」ではみかの内面の成長が見られるように思う。レゾンデートルでも挙げていた点だけど、自分は宗に愛されている、選ばれてここに居るのだという自覚と自信が明確に見られた。ちゃんと自分という存在が宗にとってどういうものであるか、それを自分なんてと思わずに受け止めているというのがもう…言葉の端々からこう…感じられて…ほん…むり…すき…
こちらも好きなフレーズを一つ選ぶなら「選ばれた誇らしさで運命へ手を伸ばそう」
理由は前述にあるけれど、本当にたまらないと思う。選ばれた誇らしさ…三度動かす出会いは運命…すきだ……


相変わらずまとまりのない文章で書きなぐってたけど、いやでも本当に最高のアルバムだった。制作に携わって下さった関係各位の皆様誠にありがとうございました。これからも聴き続けます。

所でスタフォニでこのアルバムの中から数曲歌って頂けるんだとは思ってるんですけど、Acantheとかナイチンゲールとか生で歌うの大変すぎやしませんか。でも聴きたい。スタライ9th(多分ある)も楽しみです。

最後にいつものやつ。
あんさんぶるスターズ!!アルバムシリーズ『TRIP』 Valkyrie リリース本当にありがとうございました!!大好きです!!

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