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せめぎあい。

日常生活を送っている自分と、創作をしている自分とのせめぎ合いの中にこのところいると思う。そのあいだに、「僅かな素のじぶん」が時々あらわれる。

結構、大学生くらいまでは、なにがそんなに悲しかったのかよく泣くことがあった。たぶん、しごとをしてなくて、「素の自分」で世界とやりやっていたからだろう。

だから、この頃泣かないじぶんであったのに、ついうっかり僅かな素の自分が思わぬところで出て、涙が出た。
素のじぶんで久しぶりに世界とつながってしまった。

そのまま自分のなかに包んでおくこともできたけれど、解いてしまったことは、表面で繕っているのをやめることができて良かったのかもしれない。

本来、言葉にしないことを、「僅かな素のじぶん」が言い出すと、そのじぶんに悪かったなと思う。置き去りにして。

2023.11.21(火)
先月からずっと面接練習をひたすらしている。いかに本人の良さを引き出し、それを伝えやすい言葉に変換していくかということをしている。看護分野の面接は、特にこちらも慎重になる。

いつも伴奏者であるようなしごとである。

そんな感じで、しごとの自分は鋭敏だし、創作のじぶんは何が良い作品なのか混沌としているし、うっかり涙する素のじぶんの納めどころがいるわで…

きのうは、料理する気にならなかった。
食べるのも作るのも好きなのに。

そしてこんな夜中に書いていることからわかるように、日曜の昼寝により睡眠リズムが崩れている。
良くない。

作る気力がなかったけれど、
このあいだ何を食べても美味しい食堂さんで二品で作る鍋のことを教えてもらったことを思い出し、
白菜と鶏団子のスープだけ作った。

今日は焼きそばを作った。

しごとの山が、たぶん職場の人たち皆あって、今日ふたりほど体調不良も出て、明日はフォローにも入らないといかんだろうし…

とまあ、また追い詰めかけてしまうので、

週末の版画教室のことだけ考えよう。
さくさく彫る。