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冬の日記③ 春の匂いがした

2月6日(土)

夜8時には閉まるけど近所の友達とご飯。検温して入る、手指消毒して入る。ノンアルのファジーネーブルなど甘いのを飲んだりしながら、さくさく食べていく。シーザーサラダの角切りベーコンや山芋のふわふわ焼きが美味しかった。認知症の話とか、仕事の話とか、もろもろした。短歌をはじめてから、色々なひとの歌集を読み、自分にはまだ経験のないことも歌で読んだりして、人生には色々あるな、そうなのかと思う。詠んであること=作者の人生とは言い切れないけれど、歌になるには、作者を通過した何らかの世界があってだろうから、事実でなくても、そこに現実はあるのだろうと思う。ということを帰り道に思った。

コンビニでアップル2倍というアップルティの温かいやつを買って、解散した。中学生みたいだ。


2月7日(日) 

朝から偏頭痛。セブンイレブンのちょっといい食パンを焼いて食べる。プレミアムとかついてると時に買いたくなる。たしかに、しっとりしてた。でも、私には厚い。1日、昨年見逃したドラマを見る。佐藤健が魔王と呼ばれてるよ…おお…と思う。コミカルかつスピードが良いドラマだった。

2月8日(月)

551の蓬莱の豚まんをスーパーでみかけたので買う。時々これが朝昼ご飯になる。冷凍していたキノコとスープの素で適当につくる。適当に作って美味しかった場合、一期一会の料理だと思う。注文していた歌集2冊が届いて寝る前に少しずつ読む。

2月9日(火)

淡々と仕事した。カレーの美味しいのが食べたいと唐突に思う。カレーにも家カレー、タイカレーとか、欧風カレーとか、たくさんある。料理は多様性だ。オリンピックのことでテレビが騒がしい。オリンピック談義をコロナ対応の医療関係者はどういう思いで見てるのだろうか、複雑な気持ち。私の仕事もほぼリモートにはできない分野だし、社会のなかでの温度差はある。笹川さんの歌集『水の聖歌隊』を読む。歌会で読んだ一首もあって、懐かしい。比喩が良いと思う。

2月10日(水)

祝日前夜。だらだらできるってさいこう、と思って、本を読む。春の匂いが混じりはじめて、生活にマスクが定着したことに、時間の流れを感じる。業績が心配だったマクドナルド、この状況で業績が良くなっていて、予想しないことの多さを思う。家電も売れたし。家電といえば、実家の母が圧力鍋の優秀さをいつも言う。30年選手の圧力鍋である。黒豆美味しいよね。

2月11日祝日

実家にて玉子丼、伊達巻き。お正月じゃないのに伊達巻き。甘い。卵の消費量。半藤一利追悼番組をちらっと見たので、「日本のいちばん長い日」を見る。こうやって物事に終わりをつけていったのか、と思いながら見た。物事を始めるより、終わるほうが大変なのだった。やめる、と終わるは違うね。これは仕事でも思う、その後のことを考えて終わることの難しさ。今年の自分の生活目標に、果物を心がけて食べることと、良い映画を見ることがある。今日は苺を食べた。

2月12日(金)

仕事を早めに終わって、ショッピングモールへ。平日なので少ない。カルディでコーヒーとカレーパンになるスプレッドを買う。ちょっとした華やぎがあるね、カルディ。ユニクロで部屋着も買う。買い物による明るさよ。平日の夕方に買い物してることが珍しくて、憂さ晴らしになった。お寿司なども買って食べる。歌集を読んで寝た。緊急事態宣言が抜けたら、歌集の打ち合わせに京都まで行こうかな。京都で好きな場所は、下鴨神社。北野天満宮のところのカステラ専門店も気になる。ぼんやりしたい。