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冬の日記① 1月も半分過ぎて

湯のなかに眺めてゐたり冬の日のゆうやみ海へ溶けゆくところ


さかのぼる日記。


1月23日(日)雨

週末だ。今週はひたすら仕事をしたと思う。こういう時は自分を甘やかすにかぎる、と思って昼まで寝る。雨の音が聞こえる。もそもそ起きて、小さい肉まんと珈琲。それから歌集(上手くいけば夏くらいに出るのかな)の歌稿を送信する。ぼんやりして、韓国ドラマを見た。おやつの時間にサッポロ一番塩を野菜こんもりで。夕方、ショッピングモールに祖母の服を買いに行く。ないもんだねえ、丁度いいのが。帰ってきてから晩御飯、ハンバーグと野菜と目玉焼き、味噌汁。そのあと読書。土岐友浩『僕は行くよ』を読む。良い。ページをめくってたら、ふいに中華の匂いがした。なんでだろう。夜更けに池脇千鶴のドラマを見てしみじみ。これも良い。

1月22日(金)雨

zoom会議3時間は、わたしの集中力では難儀する。しかし仕事なので我慢。今日は予想外に忙しく、帰ってきてからポテトを食べた。りんごの干したやつとか美味しい。夜のお菓子タイムが続く…

1月21日(木)

仕事して帰る時にすでに店が閉まってて、でも、スーパーだけが輝いているので、ふらふらと寄る。なんかこの人にレジ打ってもらうとラッキー、と勝手に思ってるおばさまがいて、励まされる。お互いこんな夜に働いてるという気概。年末から読み始めて第6部まできた宮本輝の流転の海シリーズ。読み始めると面白くてとまらない。37年かけて完結しただけある。

1月20日(水)

温泉に行きたい。しかしこの状況ゆえ無理、ということで温泉の素で我慢する。湯原温泉の素がとても良い香で湯船で何度も嗅ぐ。いいにおい。いいにおいのものは好きだ。通販の服が届く。

1月19日(火)

会議があったが、そんなに密でもなく、済んだ。エビチリを作ったけれど一味足りなくてリベンジだと思う。レモンシロップのお湯割りをひたすら飲み、早めに寝る。

1月18日(月)

阪神大震災のことは忘れてなくて、金曜日は仕事場で黙祷した。神戸住まいではなかったがあの時揺れた。それから数年後に仮設住宅をぬけて入試に行ったこととか、校庭の碑のこととか、色々思う。昨日のニュースで皆の祈りの様子を知る。冬の空が暗くて少し滅入る。いい匂いのハンドクリームを買う。