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家電量販店勤務時代の戦略がフリーランスとして最強に生きているって話


ギタリスト、ギター講師のgoh(@goh1090)です!

僕の事を知っていてくれてる方は「えっ!家電量販店勤務してたの!?」って思うかもしれません。

そうなんです、一応何となく社名は伏せますがそんな時代があったのです。

その時の"やり方"はそっくりそのまま今の「音楽だけで食って行く」生き方にフィードバックされてます。いや、むしろあの時間があったからこそ今がある。



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諦める所から始める


家電量販店で店頭に立つ販売員になったとしたら、一番大切なのはとにかく売り上げ

売り上げランキングみたいなのが張り出されて、個人の実力がガッツリ可視化されます。なんかノルマとかもあった気がする。(おぼろげな記憶が当時の勤労意欲の無さを物語る)

新人の頃の仕事は、売り上げを頑張るというよりは品出しやメンテ等周りの先輩達のサポート的な業務が中心になる。
みんな接客に必死で、月末とか鬼気迫るモノがあった。

そこで気付いてしまった。

僕はこのレースに参加するのは無理だ!それなら…

「裏方に徹して、周りが接客だけやってられる環境を作れば良いんじゃないか?」

販売員なのに売る事を諦めた。

その方が評価されると思った。された。


音楽も時代によって全てのミュージシャンの目標、憧れみたいなモノがある。

それを諦めたら夢破れて試合終了、じゃなくてサッサと諦める事がスタートラインになる可能性があると思う。



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先回りするスピード感


「やらなきゃと思った事は既に僕が終わらせている」


面倒な事、人がやりたがらない事を早めに終わらせておく。

商品の補充も、パソコンの修理も、クレーム対応も、出来るだけ先回りして面倒な事が上に行く前に片付けるのを目指した。

(※こう書くとスゲー出来る奴みたいだけど、実際かなりやらかしたし98%サボってた。
喫煙室にいる時間が長かった。クビにしろクビに。)

ある程度実績を積むと、エライ人からの評価も付いて来て、今風に言うと「ブランディングに成功した」

売り上げは最底辺だけど誰にも怒られない。
僕はパソコン修理してるフリしてニコニコ動画とか見てたんだけど。


ニコニコ動画のくだりは冗談じゃなくて本当なんだけど(2ちゃんねるとかも見てた)、言い換えると余裕がある、って事だと思うんですよね。
モノは言いようですね、書いてる事ゴミですね。


職業は変わったけど、今もやってる事は同じ。

緊急事態宣言が発令されてから、地元のミュージシャンから「どうやって生計を立ててるんですか」と質問される事が非常に多くなりました。

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