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【往復書簡】プレ介護・をちこち

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プレ介護の親を持つ50代による、往復書簡スタイルの共同マガジンです。運営するレラ&午後うららは高校時代の同級生。「をちこち」とは古語で「あちらこちら」の意味。あちこちで起きている…
運営しているクリエイター

#共同運営マガジン

【往復書簡 エッセイNo.16】本当に出発できるの?~父のふるさとを巡る旅~

うららちゃん、こんにちは! 俵万智さんの短歌は、すうっと情景が浮かぶ句が多いですね。 「…

rera
1年前
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【往復書簡 エッセイNo.14】スターゲイザー

うららちゃん、こんにちは! お父さんのケアで連日忙しい日々を送っている様子が伝わってきま…

rera
1年前
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【往復書簡 エッセイNo.12】一人っ子の「調整役」は続くよ、どこまでも。

うららちゃん、こんにちは! お母さんの本心をお父さんのいないところでうららちゃんに吐露さ…

rera
1年前
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【往復書簡エッセイ No.11】母の本心とつながった話

レラちゃん、こんにちは! おばあちゃまのヒミツの恋バナに、涙腺が緩みました。浅き夢見し……

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【往復書簡 エッセイNo.10】初恋は秘めておくもの

うららちゃん、こんにちは! 伯父さまが写真に添えたことば、伯母さまのことを「乙女」と呼ぶ…

rera
1年前
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【往復書簡エッセイ No.9】乙女がおばあさんになっても

レラちゃん、こんにちは! お父さんが周りとのコミュニケーションを諦めてなくてよかったです…

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【往復書簡 エッセイNo.8】時には「ことば」を超えてみよう

うららちゃん、こんにちは! はるばるアメリカからお義父さんが来日されたとのこと、久しぶりに会えてよかったですね。旅行も楽しまれたようで何よりでした。 そして、耳の聞こえのこと。私の父も、お義父さんと同じ状況です。つい「なんで?」「どうして?」と問いただしたくなっちゃうけれど、私自身も変わらなくちゃと思ったエピソードをお届けします。 時には「ことば」を超えてみよう もうかれこれ10年ほど前になるだろうか。父の聴力が衰えてきて、耳鼻科の医師の診察を受けて補聴器を作った。な

【往復書簡エッセイ No.7】噛み合わない会話、届かない声

レラちゃん、こんにちは。 アレ語! すでに私のなかにも芽があります。 前回の話は耳が痛か…

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【往復書簡 エッセイNo.6】アレがアレでアレだった件

うららちゃん、こんにちは! お母さんのおしゃべりが続くという前回のお話。分かります、分か…

rera
1年前
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【往復書簡エッセイ No.5】高齢母のおしゃべりが、どこまでも続く理由

レラちゃん、こんにちは! 病み上がりのお父さんが、いそいそと銀座のうなぎ屋へ出向き、すば…

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【往復書簡エッセイ No.4】うなぎでピンシャキ

うららちゃん、こんにちは! 天丼と栗きんとんのお話、(お父さんであろう)ポチっとされた方…

rera
1年前
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【往復書簡エッセイ No.3】天丼と栗きんとんは誰の好物か?

レラちゃん、こんにちは! 桃の節句が過ぎて、日に日に春らしさが増してきました。 前回のエ…

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【往復書簡エッセイ No.2】時が愛おしくなる頃

うららちゃん、こんにちは。 10代から見た50代は、とてつもなく彼方のことに思えて、そんな歳…

rera
1年前
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【往復書簡エッセイ No.1】守り守られ、時は巡る

レラちゃん、こんにちは。 こうして手紙を書くのは一体何年ぶりだろう! 高校に入学した10代半ばで知り合って、いずれプレ介護の親が共通の話題となる日が来るとは、当時の私たちには想像がつかなかったね。 共同マガジンを一緒に運営することになって、とてもワクワクしています! お互いの日々のなかから文章を紡いでシェアしていきましょう。 今回のエッセイはこちらです。 守り守られ、時は巡る実家の父の通院に私が付き添うことがある。大抵は母が同行するのだが、母は足腰が悪く、杖なしでは歩けな