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【ビジネス英語】e-mail編 英語メール送る際にその人の名前の後に"san"つけるの??

今のグループ会社に人事異動で配属されたのは2016年2月。うちはありとあらゆるエンタメ系の子会社で成り立っていて、全く違う業界の仕事をしながら、給料もらってOJTをできる、ある意味面白い会社です。

そんなわけで今の会社も業界的には初めて。ただ、今までの経験も生かせるのでここ6年は仕事が楽しい。そう、ここ6年は・・・。じゃあ最初の1年は?というと・・・。

最初に配属された部署は海外向けの部門なので、必然的に英語を日常的に使う業務でした。一年だけ在籍しました・・・。そこのボスはかなりハイレベルなバイリンガル。でも、日本生まれ、日本育ちのインターナショナルスクール卒業という経歴。海外在住経験は大学の時にアメリカのとある観光地で有名な島だったそうな。

そう、その方はバイリンガルだけど、Bicultural(バイカルチュアル)ではない。

私は小学生の時と高校生の時に父の仕事で北米と欧州に住んでいました。小6の途中で日本に帰国して、最初インターナショナルスクールに転入したのですが(のちに嫌で公立に転校)、そこにいる子たちは皆良いところのお子たち。日本生まれで日本育ちで海外に住んだことのない、が多くいる学校でした。その子たちはみなバイリンガルで英語も問題ないのですが、彼女たちが話す英語に北米育ちの私がその時何ともいえぬ違和感を感じたのです。

その違和感は大人になってやっと気が付くことができたのが、その例の部署のボスの英語の使い方でした。

1.まずメールがクソ長い

英語でメールすることが多い方はご存知かと思いますが、
「いつもお世話になっております」
「どうぞよろしくお願い致します」
も含め、懇切丁寧な言い回しが存在もしないので不要です。
なので、日本的な文章を英語に置き換えるとメールがクソ長くなる。
そんな長いメールを英語が第一言語で使っている相手に送ると何が起きるか。

秒で次のメールに移動

もうね、"Nice to e-meet you"とかもぶっちゃけ、鳥肌。チキン。キモイのよ。初めてのメールでご挨拶される場合は"nice to meet you "とかで十分。そして、すぐに本題に入りましょう。なので、長いメールは後回しにされるので、先方のレスも遅くなりますよ!

会社の同僚にボランティアでビジネス英語を監修している身なのですが、今教えているのは
・このメールで先方に一番伝えたいことは何か?
・それを一番シンプルにそぎ落とした一文は何か
それを英語にするように教えています。

アメリカと日々メールのやり取りをしていると先方からのメールの返信は。
"OK"
"Sure" 
"No"
とか一言で帰ってくることも多々あります。そんな人に長いメール送るとどうなりますか?って話。

2.メール相手に英語で"san"をつける

Dear Sam-san,
Very nice to e-meet you, I am Taro from ・・・・

まずね、このサムさんが日本びいき、もしくは日本カルチャーを知っている人だったらいいですよ。でも日本のこと全く知らない相手だったら

「さん」ってなんなんだ??なんで俺の名前のあとに「さん」ってつけるんだ??

と、困惑すると思います。なので、やめましょう。↑は私の友達から実際困惑して相談された話です。

3.元上司はアメリカのカルチャー主軸なのでやらかし案件ありがち

その人はアメリカのカルチャーしか知らない系だったので(多分本人に言うと反論されるから割愛、無視)、クリスマス時期に取引先に季節の挨拶のメールを送ろうということになり、画像などを部署で準備していました。ただ、その画像にレイアウトされた文言が

Merry Christmas 

(ミスター・ローレンスって続けたくなるわー)ご存知ない方はメリークリスマス、ミスターローレンスって検索してください。若き日のデビッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし出演のサブカルにはたまらない80年代の映画です。

今やアメリカでも使わない言い回しメリークリスマス。北米では様々な人種と宗教が存在している国であり、大分前から"Season's Greeting"などのフレーズが主流です。それすらキャッチできず、しかもその画像を中近東の取引先にまで何の疑いもなく送ろうとしていることにビビった。アメリカ寄りの知識とはいえ、社会情勢アプデされていないのか、脳天気。宗教戦争起きるぞ!

4.メールから離れますが、会食で延々仕事の話を海外の取引先にする。これダメダメ。

またこの元上司でビックリしたのが、海外の取引先と会食する際に98%仕事の話を相手にブッこんでいたこと。ガチな商談は会食ではマナー違反なのです。この元上司が延々と取引先にワイン片手に2時間以上話しているわけですよ。海外の人だけじゃなく、ノイローゼになるわ、そんな会食!
だって、相手先、もうウトウトしてるのに、元上司のおっさん、空気も読まずにずーーっと喋っているわけですよ。ソシオパスか??

こうやって元上司をディスってますが、はい、全くリスペクトできない方でした、これ以外にも色々。4.でお気づきかと思いますが、こんな感じなので過去にメンタルを病んでやめたことのあるアシスタントさん多く・・・。これまた別の機会に。

私も当時の元上司と今や同い年になって、反面教師として常に今のトレンド、社会情勢を死ぬまでアップデートすると誓った所存です。

英語は今やできる人も多いですし、SNSでも英語メインのインフルエンサーも多くいます。でもバイリンガルだっとしても、ネイティヴではない。ネイティヴはバイカルチュアルじゃないとまず厳しいです。とある取引先が英語を使った商品で私が英語チェックしてだいぶ直したのですが、先方は「ネイティヴチェック入れました!」って英語できない人が反論してきました。そのネイティヴな人は自分がネイティヴって言っているだけで、私から見たらネイティヴじゃないかもじゃーん。ってこれはまた次回のお話。

こんな私も副業でビジネス英語/英会話なども教えているので、何かあれば相談にのりまーす。最後はちゃっかり宣伝でした。

人生ゆるゆる楽しくいきましょー。




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