【決定版】プロジェクトマネージャ合格対策

 情報処理技術者試験『プロジェクトマネージャ』はIT業界のさまざまなランキング『昇格に役立つIT資格』『いる資格 いらない資格』などで常にベスト5に入る価値ある資格です。さらにスゴイのは、『AWS(Amazon Web Services)認定』や『情報処理安全確保支援士』など新しい人気資格が現れるIT業界において、この『プロジェクトマネージャ』は2002年から20年近くに渡ってトップ5を維持しているんです。

 プロジェクトマネージャは決して簡単に合格できる試験ではありませんが、正しく対策すれば誰にでも合格できるチャンスのある試験です。私は60時間程度の準備で合格することができました。 この記事では、プロジェクトマネージャ合格のための対策、おすすめ対策テキストをご紹介します。

*注 この記事は私が過去に公開したサイト『マルオのプロジェクトマネージャ合格対策』を加筆修正してnoteに再掲したものです。盗作ではありません(笑)念のため。

試験概要

試験を受けるにあたり、まずは試験自体について知るところから始めましょう。試験を実施する情報処理推進機構(以下、IPA)から以下のとおり、試験の対象者像、役割と業務、期待する技術水準、出題のポイントなどが丁寧に発表されています。ここではポイントを絞ってまとめます。

<試験概要のまとめ>
・プロジェクトを円滑に遂行するための知識・実践能力が問う試験である。
・合格率は毎年概ね10%〜15%程度である。
・試験は午前2種類、午後2種類の計4つで構成される。
・試験形式は午前はマークシート、午後は記述式と論述式である。
・4つの試験すべてに合格することで晴れて『プロジェクトマネージャ』!

午前1対策 

情報技術者試験対策の基本は「過去問に始まり、過去問に終わる」。
より多く、より長く、過去問と向かい合うことが合格への近道であると言えます。 ここでは、私が合格に至るまでに実践した午前対策とテクニックについて紹介します。

午前1 はとにかく過去問、過去問、過去問です。これに尽きます!
STEP1  過去問・解答はIPAが公式に公開しています。
STEP2 力試しに1回分回答してみる。
STEP3 正解率の低い分野(ネットワーク、DB、演算等)に絞って対策!

プロジェクトマネージャにチャレンジされる方の多くは『基本情報処理技術者』や『応用情報技術者』に合格しています。一度覚えたことはスグに思い出す人が多いため、午前1 の対策は5〜10時間程度で終えたいところです。

午前2対策

午前2 の試験範囲は「プロジェクトマネジメント」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「サービスマネジメント」「システム企画」「法務」です。午前1同様、過去問で弱点を分析して、テキストに戻るという流れで理解を深めます。 ただし、午前1 と比較して求められる水準はアップするため、過去問の間違った原因を分析することを強くおすすめします。

原因1 知っていたけど、他の選択肢と迷った
原因2 知らなかった
原因3 イージーミス(計算ミス、マークミス、読み違い等)

「原因2. 知らなかった」「3. イージーミス」は気にせず、テキストを読んで、また過去問で記憶の定着度合いを確認します。
「2 知っていたけど、他の選択肢と迷った」、これが問題です。情報処理技術者試験の午前問題はよく出来ていて、 選択肢は2つまでは比較的簡単に絞れる仕組みになっていることが多いのです。 このような「あと一歩!」を取りこぼすことがないように、なぜ迷ったのか、なぜこの答えになるのかを十分に理解しましょう。
午前2 の対策も5〜10時間程度で終えられるはずです。「プロジェクトマネジメントの経験が全くない」という方はもう少し時間がかかるかもしれません。

本エントリーでは、この後、午後1・午後2の対策方法とおすすめテキストをご紹介します。
なお、同様の内容をブログでは無料公開していますので、ぜひご覧ください。

午後1対策

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