見出し画像

\\vol.5〜やぶにらみの暴君から〜//

ポール・グリモオ 監督1955年公開フランスのアニメーション映画"やぶにらみの暴君"は、故高畑勲監督が衝撃を得て後の監督作品に多大な影響を与えたとされる、この時代にこのクオリティ⁉︎と驚くべき作品です。

どんな内容かっていうと、砂漠の真ん中に聳え立つ孤城にひとり住む王様の話しなのですが、この王様は非常に傲慢で疑心暗鬼で、そして手元のスイッチ一つで気に障る臣下を次々に処分をしていくというタイトル通りの暴君っぷり。これは正に今世界を騒ぎ立てる一国の大統領のようなあり様です。

それにしても今世の中は戦争やコロナや災害など目に見える脅威やそして、陰謀論やカルト集団とやら何だかよくわからない怪しげな存在として潜んでいる脅威もあったりで、そんなのが突如としてやってくるとなると当たり前の様に怖いなとか、不安だなとか、そしてなんだかよくわからないなとか様々かと思います。

とはいえ、なる様にしかならないし、そんなこと自分には関係のない事だとする事は簡単だし、実際私もこの歳になって自分の都合のよいところだけ"じぶんごと"に捉え、興味のないことに関しては"見て見ぬふり"をしてみたり、面倒な事には関わらないという選択も自由に出来るといったあり様です。

歳を重ねてゆくと益々自分に都合よく、調子の良い生き方も出来たりするんだなぁと自分を客観視したりしつつ、一旦全てを"じぶんごと"に捉えてみよう!と意外と真剣に考えてみたりもしていますw

何はともあれ私にとって一番の変化はしょーもない競争、勝ち負けに拘っていたところから時を経て、そういったレイヤーから出ることも可能になったということが自分の人生の大きな価値だなと感じています。

私が住んでいる家の近くに昭和レトロな"大成軒"という行列の町中華があるのですが、真っ赤な看板にぎょうざ・ラーメンって書いてあって、薄くなった朱色のテーブルと店員さんの三角巾と割烹着姿と中華鍋の音がなんとも言えない雰囲気で、そしてお品書きはというと、ラーメン400円、チャーハン530円、ニラレバ600円。化学調味料ON!な懐かしい味が何だかたまらなく、そして定休日が金曜日!

何が言いたいのかというと、"大成軒"がイイ店だっていうのではなく、私如きの人生や町中華と世界を一緒にするなーって感じもあるかと思いますが、これぞ正に【共存】だなと感じる在り方が、世の中を最適化する局面に来ている昨今、急激な経済成長をしてきた時代とはハカリが違って当たり前に必要なのかなって思ったぞって話しでしたー🤣🧚🏻‍♀️🌟🙏💕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?