続・本の散歩 57/69@京都 下河原町

画像1 『竜馬がゆく』司馬遼太郎。かれこれ30年前「これから読むキミが羨ましい」とK先輩に言われた。何をしでかすか分からぬヤバい人だったが、本書を表すこれ以上の書評はないと今も思ってる。土佐藩を脱藩し、今で言うフリーの身で幕末の日本を奔走し世界に開いた坂本龍馬の怒濤の青春記。破格のトリックスター。武田鉄矢のみならず我こそは龍馬の生まれ変わりと思いたくなる。Kさんは組織に馴染めず会社を辞めていったが、自分もまた龍馬に憧れた日からいつか脱サラすることを夢見ていたかもしれない。8月酷暑の日、京都の霊山墓地に墓参をして。

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