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妻わずらい

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コブラ会シーズン4を見終わる。

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コブラ会を見終わって腑抜けになっている。
「キューティーブロンド」を見てまた元気が出た。寒くて仕方なかったので湯たんぽを持って絵画会に行く。

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女の子と今池のかっぱの茶の間へ。
かっぱの茶の間は私が一番好きな居酒屋で、何を食べても美味しくて安い。そして居心地がとても良い。
程よく酔っ払って、幸せな気持ちで帰宅する。

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医者に「怒る練習をしなさい」と言われた。
怒るというのは、舌打ち、怒鳴る、机を叩く、殴ったりすることではない。
嫌なことをされたら「〇〇をされて嫌な気持ちになった。何故〇〇をしたのか?もう〇〇はしないでほしい。」と冷静に伝え改善を促すことだと言う。私は昔から怒ったり嫌な思いをしてそれを伝えようとすると涙が出てくる。泣きたいわけじゃない。感情が昂ると自然と涙が出る。(嬉しくても感動しても出る。)
言葉にして伝えることが出来る様になるだろうか。

本を読んだり映画を見たりして知的文系を気取っているが、ムカつくことがあったら即舌打ち&無視、という教養ゼロの対処方法を取ってしまう。これでは文化資本をたっぷり与えてくれた親も草葉の陰で泣いているに違いない。
RHYMESTER 宇多丸も言っている。

罵倒の仕方にこそ出る文化度
RHYMESTER「スタイル・ウォーズ」より。

練習して舌打ちもできるようになったが封印することにする。
むかつく奴にむかつくことを言われた時、語彙豊かに罵れるよう、日々読書、映画鑑賞に励みたい。

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 写真集をつくる。
タイトルに悩んだ。「妻わずらい」にする。
今月のイベントで販売する。


なんだか部屋が荒れている。忙しさにかまけて家事をさぼっていた。これはよくないととりあえず床を掃いた。部屋の隅の目立たないところに穴が空いている。全く気が付かなかった。いつから空いていたのか。
覗いてみると何かと目が合うパターンだと勘付いた。鋭い物で目を突かれたりもするのだろう。不要なものを起き穴を塞ぐ。平山夢明や乙一の本をたくさん読んだおかげで危機を察知する能力が身についている。
といったことを夫に話した。そんな穴などあったかと私を疑う。仕方がないので物を移動させ穴を見せた。覗いたら目を突かれるので決して覗いてはいけない、穴目になってしまう、と教える。
わけのわからないことを言って、あることないことを書いた本でも読んで感化されたのだろう、妄想に巻き込まないでくれ、僕は忙しいのだから。という意味のため息をつかれる。
私たちが騒いでいるので猫もやってきた。人間たちを一瞥したあと壁をかりかりと引っ掻く。やはり何か居るのだ。

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