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【きのうのにっき】7/13


今回は7/1の日記に書いた、

百貨店で子供服販売を始めた時のことについて

今一度、当時のことをよく思い出して

改めて考察してみる。


まず、初めて対面接客が

しんどいと思ったのがこの時だった。

個人売上を伸ばすことが出来ず、

自信を無くしてしまったからだった。

販売員として満足させられる自信がないから、

この頃は自分の担当以外のお客様のことが

特に苦手で仕方がなかった。


売れなくなった原因ははっきりしている。

今までのやり方では通用しなくなったから。

子供服とはいえ、ラグジュアリーブランド。

今まで働いていたカジュアルなお店に比べて

商品の価格帯がはるかに上がり、

その分高い販売スキルを求められる世界だった。


ましてや子供服も百貨店も未経験なのだから、

はじめから焦ってもしょうがない。

初心に戻り、子供服のことやブランドのことを

一から勉強しながら

じっくりスキルを磨いていけばよかったのに、

お店で自分だけなかなか売れないことを

いつも考えの浅いところで悩んでしまい、

店頭に立つことが不安だった。


どうしてはじめから売れると思っていたのだろう。

初めから自分は出来ると

何となく過信していたせいで、

それが思い通りにいかなくて

ただ毎日、無性に不安に駆られていた。


販売そのものを始めた当初だって、

いきなり何でも売れたわけではないのに。

会社も、私がラグジュアリーの世界では

経験がないことを分かった上で選んでくれて

待ってくれていたと、今なら分かるのに。


「はじめから売れなきゃおかしい」と

思っていたのは、自分だけだった。

そしてそんな自分を認める勇気がなく、

長く向き合っていくことが苦痛だった。


業務で関わる人がたくさん増えて

萎縮してしまっていたのは、

そんな未熟な自分を認められないせいで

自信が無かったからだと思う。


自信なんて、ある時勝手に

湧いて出てくるものじゃない。

日々の小さな積み重ねでしかない。

販売歴ウン年です!と胸を張りたいのなら、

とことんその過去とも

向き合わなければならない。

曲がりなりにもスキルアップや

キャリアアップを望んで

自ら足を踏み入れたのだから、

高い目標でなくていい。

低くてもいいから、何か自分の中に

明確な目標を掲げて標準を定め、

焦らず丁寧にやってみればよかった。

それが例え、会社で決めさせられた

個人目標以外のことでもよかった。


そうすれば、少なくとも今こんなに苦い表情で

noteを書くことは無かったかもしれない。

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