【きのうのにっき】7/7

自分にとって新しいと思える仕事などをすることになった場合に、
最も大事な心構えとは何でしょうか？
10文字以内で答えなさい。

師匠からのクイズに
結局、正解することができなかった。

大事なことを見落としている、と言われた。

正解は「戻る場所を決めておく」。

例えば、旅に出る。
そこは自分はおろか、誰も行ったことがない場所。
地図があっても真っ白。

そこで、「経験値で何とかしよう」。

経験とは、自分自身の過去にしかないもの。

自分と向き合うことで、
それが失敗だったと認識できる。
その失敗した経過を残すことで
初めて「経験値」となる。

自分の過去に立ち戻り、
そこに記された経験値を活かして
先へ進むことができる。

戻るということは、進むということでもある。

必要な時に戻れるよう、
スタートする前に戻る場所を決めておく。

経験値で何とかするためには
戻ることが必要だから。
経験とは自分の過去に存在するから。

もし失敗してしまったのなら、
戻った場所から再びスタートができる。
今度は違う道を選んで。

それで成功できれば前進していける。
新たな経験値にもなる。

そうすれば、次の戻る場所を
前よりも進んだ先に設定できるようになる。

それが、成長しているということ。

そうやって時々戻りながら進んでいく中で、
どんどん経験値は増えていく。

真っ白だった地図には
色んな道のりが記されていくことになる。

   

私が見落としていた、大事なこと。

それは、「戻ること」の真意。

戻るとは、失敗したときにすること。
結局そんな風にしか考えられていなかった。

これまで散々口にしていた「経験値」とは
先にも言ったように過去にしかない。

自分が今までどんな経験をしていたのか。
それを振り返りたくて
自分の過去の考察を続けていたのに。

結局「戻ること」が頭にないから
きちんと理解できていなかった。