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17歳 Repro COOの自己紹介③(やわらか銀行編)

齋藤修です。ついに三回目のnote投稿になります。スキもフォローも伸びない現実が一番幸せです。幸せってそういうところにあるよね。

あなたは何者なの?

カスタマーエンゲージメントプラットフォームを展開するRepro(リプロ)のCOOです。※CFOだったら 超 ファンキーな お兄さんだったのに

はじめての転職活動

三菱化学を去る事を決意した僕は霞が関ビルにあった転職エージェントに登録しました。転職のサポートをしてくれて無料ってこの人たちなんていい会社なの!菩薩なの⁉︎って思って。企業からフィーを取ってたんですね。まだ転職する人間なんてごく一部の時代。そんな仕組みを全く知らーなかったー。菩薩様ごめんなさい。

そして肝心の転職活動、エージェントのコンサルタントが紹介してくるのは僕の希望と全然違う躍動感が感じられない重厚長大な大企業ばかり…「だったら転職しないわ!」って感じでかなり前途多難でした。

ITバブル崩壊と女神の微笑み**

前途多難な転職活動、自分でなにをやりたいか模索しダイアルアップ通信で繋いだネットスケープで様々な企業を調べる中「こいつだ、これ俺がやりたいやつだ、これ以外は一ミリも興味ないわ」と思える企業に出会いました。2001年当時、ホールディングス制にしている企業は日本では三菱化学、ソニー、ソフトバンクの三社。そのソフトバンクの中間持株会社、ソフトバンク・ブロードメディアの名前ににビビッと来たのです。ビビアンスー並にビビッと。

IT界の寵児と言われている孫正義が率いるソフトバンクグループがブロードとメディアをくっつけている。まさに新千歳空港駅の生うに/いくら弁当なみにゴージャスです。最先鋭ITベンチャーが日本の通信既得権益を破壊しブロードバンドを日本に普及させようと、そのブロードバンドを利用してメディア(映像や音楽)コンテンツを流そうとのもくろみが社名からドパーって溢れて伝わってきます。世の中の人達が自分の好きなタイミングで好きな音楽や映像を楽しむ世界を創る。むっちゃ映える仕事です。これで英語も話せりゃバエリンガルです。ここに僕は採用されなければいけない。ITバブル崩壊で絶賛叩かれまくっているソフトバンクの孫正義率いる戦闘企業にに入りたい。

人生万事齋藤が吉日思考の僕は翌日転職エージェントに会いに行きました。竹内結子みたく会いにゆきました。そしてエージェントのおじさまに意気揚々「ここに行くから面接設定お願い」と伝えましたがにべもなく「今まで10年の社会人キャリアと違いすぎるから無理め!」って言われちゃいました。そうくるならしょうがないですね。僕の得意技、魅惑の満面の笑みで「面接のセッティングまではあなたのお仕事、面接を通過するのが僕のし・ご・と ♡」って微笑んだら翌日面接設定の連絡がきました。笑顔って大事ですね。

妖怪おかめ鬼の攪乱

一次面接は明らかに僕よりみるからに若い3人組(入社後すぐ僕の上司になるナウでヤングなガイたち)に「キャリア的にわっかんねーけどクルミ?さんに合わせるのありじゃね?」的な扱いを受けました。堀内、進藤、覚えてやがれ。
そして二次面接で「妖怪おかめ鬼」と誉高い同社No.2の楜澤取締役の面談に至ったわけですが、最後の妖怪おかめ鬼の総評が振るってました。「仕事が出来るのはわかるんだけどITも通信もド素人だから年収10%カット、三菱さんでは最年少管理職だったらしいけどヒラからスタートなら採ってやってもいんじゃね。それでいい?」ああありがとね。あなたたちもまだ通信事業開始前で通信ド素人のくせしてさ( ̄ー ̄)

おかめ鬼については須田仁之著「恋愛依存症の僕が社畜になって見つけた人生の泳ぎ方」にて詳細あり〼。因みに僕もソフトバンク編のオオトリで出てくるから読んでみそ。ヘプバーンじゃないよ。


ソフトバンク本社ビル16Fトイレの妖怪あずきあらい

さて晴れて憧れの企業にジョインした僕、入社と同時にソフトバンク・ブロードメディアのマーケティング部、及びデジタルクラブの企画室に配属。室長を始めとした上司はたまたま全員同じ大学の6〜7個後輩。大学生活をすれ違いもしていない若者たち!みんなむっちゃ優秀でした。流石我が後輩であり上司達。うむ、なんかラビリンス?

入社から半年位は僕の業務は生ぬるく、水天宮前発の終電で帰れることもあるワークスタイルでしたがある事に閃いた僕は日本を代表する商社達、これまた日本を代表する流通チェーン達などとパートナー契約を次々と決め始めました。ある日契約が決まった商社と孫正義との引き合わせ直後、客人を見送ったエレベーターホールで孫社長がギロリ。「お前がいちから全部契約決めてんのか?」

キタ!このタイミングが入社わずか半年でキタ!孫正義の後継者指名の時がこんなにも早くキターと勇みつつも冷静に「はい孫社長、申し遅れました。齋藤と申します」とクールなヤングアメリカンで答えた僕。ほんのりにやりとした孫社長は宣いました「背が高いやつと髪がふさふさの奴はキライだ」。。。

ギャー

流石前進を続ける孫正義のウィットはパネエ。。。

そんなこんなでビジネス的にも様々なパートナーとの契約がスタートしたらそりゃもう益々忙しくなります。なかなか帰宅もままならぬ日々に突入したのですが疲れてるからこそたまには深夜からでも街に繰り出さねばパワーがでません。いやむしろ疲れてるから夜は元気!?そして僕が六本木からオフィスに朝帰りすると16Fのトイレの洗面所で連日の徹夜明けで股間をわしわしと洗っている年下上司の須田さんと目が合ったものです。

 ※上述「恋ぼく」の著者。この僕とあずきあらいの遭遇シーンも小説に書かれています。

ああ、おちゃむはおさるでよかった!

おさるじゃねーよ!

メジャーリーグ編につづく。。。かも?
いやもう書き納めにしよっと

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