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暴れ太鼓☆青春一番星

これまでのあらすじ
加藤俊輝14歳は喜怒哀楽全ての感情を太鼓に込め打ち鳴らす事から暴れ太鼓の異名で呼ばれていた。


初恋のともちゃんへの想い。
近所のゆづきちゃんへの想い。
両親、祖父母への感謝。
義理の叔父への憎悪。
おっぱい。

これら青春の叫び、その全てを背中に背負った太鼓を打ち鳴らすことで表現する。
その太鼓の響きは、心閉ざした学友を、偏見の眼差しの教師を、そして好敵手の心を変え、気がつけば埼玉県春日部市の半分を率いる程になった。

そして、ついに春日部市の覇権と藤まつりへの太鼓演奏出演をかけ、最大の壁と激突する!!
加藤俊輝14歳の青春と太鼓が響く時、春日部の空が鳴り響く。

毎年4月に行われる春日部藤まつり。高貴な紫の花は咲き乱れ、多くの男女が花言葉の通り「恋に酔う」時期。
加藤俊輝14歳は一人絶叫していた

「女の子と、おままごとがしたい!」

【続く】

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