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ジャッジアイズ・キムタクが如くがとても面白かったのでその勢いで書く文章

面白かった、本当に面白かった。
余韻に浸れる面白さだった。

「ジャッジアイズ 死神の遺言」って正式タイトルより、キムタクが如くの通称の方がわかる人間もいるんだろうけど、面白いよこれ。
龍が如くシリーズは未経験で、オープンワールドタイトル自体数本しか遊んでもないけどこの面白さよ。

年食ったからか、ゲームが持つ楽しさの本質にたどり着くのが遅い。
本質にたどり着くまでに諦めてしまう。
「このゲームはこんな遊び方がお薦めです」という制作側の意図に乗るまでに時間がかかる。
しょうもない例えだが、格闘ゲームCPU戦での3人目の壁を超えられるか超えられないかみたいなやつ。

この壁の超えさせ方がうまい。

うまいっつーか無理やり超えさせられた。
だってキムタク動かしてるだけでおもしれーもん。
それも体験版で超えさせるうまさよ。こんなん買うわ。

レビューサイトにある操作が総当たりでだるいとか尾行がだるまさんがころんだHDだとかってのもわかる。
この部分が稚拙に映るのはまだゲームとしてのシステムに落とし込めていない、リアルなグラフィックと単純なシステムのギャップが原因なんだと思う。
この部分、ファミコンだのPC98だののアドベンチャーゲームにおいて想像力で補っていた癖があるんだろう、俺自身は問題なく楽しめてしまった。

ここだよなぁ、リアルなグラフィックと想像力の補強って相性悪いんだよ。
でも、これゲームじゃん。想像力による補強ってありだわ。

オープンワールドの広さと移動手段も個人的にツボ。
広すぎんだよ、海外オープンワールド。
リアルな町並みを歩いても車でも移動できるのは良いんだ。
ただ、個人的には神室町を歩いて走って行く程度でいいのよ。それで十分生活の再現にはなる。
行ける店が限定されているのだって、実生活で住んでいる街の店全部行くかって言うとそうでもないわけじゃん。
省略によるリアルの演出ってのは、発見だった。

龍が如くシリーズを遊んでいる人には何を今更言ってるんだってことなんだろう。
でも、このシリーズ初めて遊んだ人間には驚きと笑いと満足感でいっぱいだ。

このゲームはこうやって楽しんでねってメッセージを、キムタクで乗り越えさせるって、やっぱすげぇわ。

製作者の本気が伝わってくる、伝えてくるのは最高。
真面目に仕事をしている物に触れるのは、贅沢だよ。


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