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音楽にはお客さんのためのスペースが必要です。

「歌に自分の感情を乗せすぎては駄目。プロの歌は聞く人のものなので、聞いた人が自分の感情乗せられるスペースを空けておかないと」と八代亜紀は言ったそうです。Xの投稿から引用させて頂きました。金言です。

優れたヴォーカリストはうちに秘めた魂の叫びを静かに表現します。

お客さんを置いてけぼりにして歌ってる、演奏してる自らが恍惚となって悦に浸ってる演者も特にライブハウスでは多数みられますが完全にしらけます。自分の歌に、演奏にお客さんがついて来れないでいるんです。ライブはあなたのためのものではありません。お金を払って来てくれたお客さんのためのものです。

熱狂するのは演奏者てはなくお客さんであるべきなんです。

演者は熱狂させる側の人です。プロの音楽家はお客さんを熱狂させて、夢中にさせて、感動させて、楽しませてナンボの世界です。冒頭の八代亜紀の言葉のように、

音楽にはお客さんのためのスペースが必要です。

想像力を掻き立てられ感動するためのとても大事なスペースです。そのスペースを演者が独り占めしてはいけない。そのスペースを確保するためには、ライブ中は気持ちを込めながらも冷静でいる自分が必要です。これはライブを限ったことではありません。レコーディングされた音源にも言えます。

ライブの映像を撮ってください。それを出来れば午前中にシラフの状態で観てください。お客さんの目には自分達はどう映ってるか、どう聴こえてるか、それを冷静な頭と耳で観てください。お客さんのためのスペースはしっかり確保されてますか?

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