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展示会で数人に囲まれてしまう理由と対策その2

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本日のお題:展示会で数人に囲まれてしまう理由と対策その2
呉服のきくや本店:https://www.kikuya.shop/

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ついに…ついにデビューしてしまったようです。え?なにがって?花粉症ですよ、花粉症!今まで「目がゴロゴロする」「くしゃみが止まらん」と言ってる人を横目に「わし花粉症なんて全く関係ないもんねー!へへへん」と思っていたのに最近急に目がゴロゴロするようになってきたんですよ。非常に不快で目薬が手放せなくなりました。こんなに急にデビューするもんなんですね汗。

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■展示会で数人に囲まれてしまう理由と対策その2

先週の続きです。先週は展示会に行ってあれよあれよという間にいつの間にやら数人に囲まれてしまうというところまでお話ししました。今週はこれを読んでいる呉服店やそこで働く方に向けて、お客様がどう思っておられるのか、そして店側はどうあるべきか、そして最後に本当の悪徳店でどうしても逃げられなくなった時にどうすべきか、というようなことを書いております。今週から読み始めたという方は「note リサイクル着物 呉服のきくやてんちょ」で検索していただければバックナンバーを保存しておりますので読んでいただければ幸いです。

今回のメルマガの元ネタになった動画の方は、その時は着物のことを何もわからない初心者だったようで、そんな方が完全アウェイの着物の展示会に行って、しかもその方は高級フルオーダー呉服派ではなくどちらかといえばファッションとして気軽に普段着で着物を楽しみたい派のようでしたので、お客様の求めているものとは完全にズレた商品を眼の前にして、周りを「自分の意思と違うものを勧めてくる人」によって囲まれたらそりゃ萎縮しますよね。

ほとんどの善良な店は周りを囲んでいる人たちはそれぞれ自分の小さな役割を果たすためにそこにいるだけなんですが(とはいえ、あくまでも最終的には販売が目的なんですが)、アウェイの精神状態のお客様からすれば「みんなで囲んで売りつけようとしてる」と思ってしまうのは無理もありません。販売店側は、周りにわらわらと集まってくること自体がお客様に威圧感を与えているというのを自覚して、販売員はせいぜい2人、よほど事情があっても3人程度にした方が無用なトラブルを招くことがないでしょう。

販売店側は「もしかして断りにくいんじゃないかな、言えないんじゃないかな」とアンテナを立てて、決して押し売りにならないように、そして買った買わなかったは関係なくお客様に気持ちよく帰って頂けるように常に気をつけるべきでしょう。「そんなこと言ってたら売れなくなるじゃないか!」と思ったアナタ!そう思ってしまうということは、気が付いていないかもしれないけれどアナタが働いているのはきっと悪徳店…とまでは言いませんが「気軽に行きたくない店」と認知されるレベルのことをやっています。そんなことしていると一時的に売上ができても、SNS全盛のこの時代、長い目で見ると全国に情報が知れ渡って気軽に入って気軽に帰れない店と烙印を押されてしまい、そもそも足を運んでもらえなくなりますよ。あまりこういう言い方は好きじゃないですが、ご自身のリスク管理のためにも気をつけたほうがいいと思います。着物ファンのネットワークを舐めちゃいけません。

以前にもメルマガで書いたことがありますが、あくまでも購入の意思決定をするのはお客様ですので、予算が全く合わない、そもそも欲しくない、などであった場合、はっきり「要りません」と断らなくてはなりません。お客様が嫌な気分にならないように気をつけるのは店側であることは言うまでもないことですが、残念ながらそれができていない店が現実に存在するのです。アウェイの状態では言いにくいため「気に入ってるけどそんなに払えない」なんてやんわり断ると「ローンで毎月ボチボチ払えます」なんて返されてしまうので、そんな言い方はせずドストレートにはっきり断るのが吉です。販売側はお客様がこう言ったらこう返す、という応酬話法がマニュアル化されておりますのでやんわり断ってもそれを解決するような方法を提案&反論されてまいます。

購入の意思決定をするのはお客様の方だから買うも買わないもお客様の自己責任というんじゃないですよ。ただ、正式な書面で一旦契約を結んでしまうと法律上ではそう言われてしまい、もしクーリングオフの適用外であった場合、契約の破棄をするのは法律の専門家でも難しくなるので(注)、いらないものは決して首を縦に振らずにはっきりと断ってください、という意味です。せっかく担当者の方といい関係だったのに断ったら気まずくならないかな、とか思うのはよくわかりますが、欲しくないものはどうやっても欲しくないですよね。

注:一般的な店で返品やキャンセルを受け付けてもらえるのはあくまでも店側の好意ですので、悪徳店と一旦契約してしまうと法律の専門家でも契約破棄は難しい場合があります。ですので次々販売や押し売りで法律の専門家に相談した時にはクーリングオフの除外要件を満たしていないところがないか(例えばクーリングオフができますと記載した書面をかわしているかなど)を探してそこを突くのが一般的です。

こんな偉そうなことを言っておりますが、実は私も今悩んでおります。

私、朝起きるとなかなか立ち上がれないぐらい腰痛がひどいんですよ。そこで知り合いに紹介してもらった整骨院にこの1年ぐらい、毎週金曜日に通っているんですがあまり改善しません。保険が効かないので1回4500円ぐらいかかり、10回の回数券を買っていて、先週の金曜日でその回数券が全てなくなってしまいました。知り合いはすごく腕がいいと絶賛してたんですが、私は特に目に見えるような改善はないのでどうやら私には合わなさそうだと思っています。毎週金曜固定にしてもらっているので次の予約も自動的に入っており、辞めるならそろそろ断らなくちゃならないんですけど「いやいや、もう少し通ったら改善するんじゃない?」とか「1年通っても改善されないならこれ以上通っても無駄じゃね?」と思ったり。整骨院の先生は一生懸命直そうとしてくださっているのに申し訳ないなぁ、と思ってますが感情に流されることなく、キャンセル料がかかるまでにちゃんと自分で決めたいと思います(注)。

注:この文章を書いたのは先週金曜なのですが、昨日一旦治療を中断する連絡をしたらあっさりと「わかりました。お力になれず申し訳ございません」と言われて終わりました。こちらがいろいろ気を使っても、悪徳店じゃなければこんなもののようです。

今週で終わりにしようと思ったんですが、メルマガの文字数制限に引っかかってしまったので慌てて分割してまた来週に続きます。


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発行:新品とリサイクル着物 呉服のきくや
住所:大阪市大正区泉尾3-15-4
電話:06-6551-8022

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