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年賀状のご縁、2021へ(間に合う!年賀状作戦!)

年賀状作りの季節の到来です!
goen°は、近年カメラのキタムラと一緒に年賀状のデザインをさせていただいております。年賀状のフレームを毎年100種類ちかくも作ります。1枚のグラフィックを作ることにも多くの力を込めるのに、100種近く?!
これは、皆さんに来年も良い年であってほしいと願いを込めたギフトだと思っています。

ここから、好きなデザインを選び写真をいれて年賀状を簡単に作れます!
https://nenga.kitamura.jp/

(2021年度goen°デザインラインナップ)

キタムラのすごいところは、即日仕上げというものもあり、年末の忙しい時期には本当にありがたいものです。
私も家族を持ち、仕事とは別で年賀状作りに苦戦していたので大変助かっております。

この年賀状作りですが、毎年、2月頃には企画し4月頃には入稿しているんです。だから新年を迎えワクワクしている時には新しい年のものをはじめます。
本年は、2月末にはgoen°は在宅勤務にしていたのでスタッフ各自が自宅で干支の牛の絵を描いていました。

あらゆる世代、環境の方に愛される干支表現をするのに、絵から立体まで、素敵な牛から滑稽な牛まで誕生しました。

お店でもスマホからも、簡単に作れるので、ぜひ世界で一つの年賀状を作って大切な方に贈っていただけたら嬉しいです。
https://nenga.kitamura.jp/

年賀状づくりの過程

年賀状フレームは、あらゆる方に対応するため、表現の偏りがないようにしてます。とはいえ、goen°らしさというものは大切なので、すべて手作りで作っています。全社員それぞれが何案も持ち寄って検証します。

それぞれのデザインに、写真あり、なし、1枚、2枚〜8枚などバリエーションを作成します。
キタムラの皆さんと、意見を交換しあって決めていきます。

それぞれ、写真、印刷のプロなので、あらゆる意見が飛び交います。そして、毎年どれが1番需要があったのか、不人気だったのかなど反省会もします。
オーディションではないですが、これだけの多種多様なデザインの中、はっきりと選ばれるものに差が出るので、その年の傾向、デザインの勉強になります。
私自身も、デザイナーとしてはこれが好きだけど娘の写真いれて作るならこれがよい…など好みが変わります。
これは自分ごとのデザインではなく、あくまでも皆さんのことを考えたデザインであるという、広告本来の大切なことに気づきます。
だからgoen°にとって、毎年ありがたく大切な行事となりました。

実際、goen°にも多くの方から年賀状をいただきます。仕事の顔しか見たことのない仲間の、家族写真がgoen°フレームに入って届くととても嬉しいのです。

goen°の年賀状

遡れば、小学生の頃から私は年賀状に拘っていました。勉強でもスポーツでも特に目立たない私にとって、唯一の目立つチャンスでした。普段は口下手で話せないのに、クラスメイトひとりひとりに拘って作っていました。初日の出を撮影してそれぞれにコラージュしたり、手法ではプリントゴッコや、芋判や、ラメ糊ペンなど…毎年私の年賀状は輝いていました。笑

そして、今もgoen°の年賀状は、毎年凝っています。
必ず記念撮影をしたり、制作にまつわるものや、絵など大切な場面で、大切なカメラマンと制作させていただいています。必ずテーマを決めているのですが、占い師でもないですが、わりとこの年賀状がその年の予知画となることがあります。
言霊ではないですが、まさに絵霊とよんでいます。
大きさはiPadくらいなのですが、小さく変更したくても引くに引けなくなって続けております。
ここでいっきにお見せします。

2008 「迎春」p.瀧本幹也

2009「飛躍」p.瀧本幹也

2010「全速前進」p.池田晶紀

2011 「光(ready go!)」p.池田晶紀

2012 「大地賛歌」p.池田晶紀

2013 「結°実」p.池田晶紀

2014 「輪廻」p.LESLIE KEE

2015 「栄養」p.高橋秀行

2016 「遊泳」p.浜崎昭匡

2017「飛ぶ鳥と踊る勢い」p.LESLIE KEE

2018 「百獣の御縁」p.平間至

2019 「Magic.Pop.Power」i.森本千絵

2020「空飛ぶ 縁バーン!goen°ビューン‼︎」p.薄井一議


毎年全力で表現してきました。
振り返るだけで懐かしくて、胸が苦しくなります。
こうやって見返していて思ったことは、過去に戻るより、過去を抱きながら前に進みたいです。

皆さんも、これから年賀状作りがはじまる時期かと思います。

・何年経っても、その年を色鮮やかに思い出せるもの。
・大切な人に、今の自分を伝えられるもの。
・向かいたい未来に、願いを込めたもの。


この3つを思い浮かべて、作ってみてください。
そして、後悔しない素敵な年賀状と出会えますように。

来年は、良い年にしていきましょう!


(goen°森本千絵)



【森本千絵プロフィール】

1976年青森県三沢市で産まれ、東京で育つ。
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を経て博報堂入社。
2007年、もっとイノチに近いデザインもしていきたいと考え
「出会いを発見する。夢をカタチにし、人をつなげる」を
モットーに株式会社goen°を設立。
現在、一児の母としてますます勢力的に活動の幅を広げている。

niko and...の菅田将暉・小松菜奈のビジュアル、
演出、SONYmake.believe」、組曲のCM企画演出、
サントリー東日本大震災復興支援CM「歌のリレー」の活動、
Canon「ミラーレスEOS M2」、
KIRIN「一番搾り 若葉香るホップ」のパッケージデザイン、
NHK大河ドラマ「江」、
朝の連続TVドラマ小説「てっぱん」のタイトルワーク、

広告の企画、演出、商品開発、ミュージシャンのアートワーク、
本の装丁、映画・舞台の美術や、
動物園や保育園の空間ディレクションを手がけるなど
活動は多岐に渡る。

現在、本年の二子玉川駅ライズ空間のクリスマスツリーや、
青森新空港のステンドグラス壁画を制作中。

【受賞歴】
N.Y.ADC賞、ONE SHOW、朝日広告賞、アジア太平洋広告祭、
東京ADC賞、JAGDA新人賞、SPACE SHOWER MVAADCグランプリ、日経ウーマンオブザイヤー2012、
50th ACC CM FESTIVALベストアートディレクション賞、
伊丹十三賞、日本建築学会賞、など。

【著書】
「GIONGO GITAIGO JISHO」
(ピエ・ブックス/2004年)
作品集「MORIMOTO CHIE Works 1999-2010 うたう作品集」
(誠文堂新光社/2010年)
ビジネス本「アイデアが生まれる、一歩手前の大事な話」
(サンマーク出版/2015年)
絵本「おはなし の は」(講談社/2015年)
絵本「母と暮せば」(講談社/2015年)

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