場づくり-プレオープンまでの歩み-
2023年2月20日 某市松ヶ丘にて「コミュニティリビング のん木」という名前で地域の居場所を「プレオープン」しました。
ここに至までの経緯と感想と今後について書いています
メンバーは「とまり木」で
この地域の居場所をオープンするにあたって、私一人ではきっと開く勇気はありませんでした。
話せるシェア本屋とまり木で出会った方々とお話ししていく内に1つ共通点が共通点が見えてきました。
それぞれの「場の目的」は
・対話できる場所、まったりできる場
・子育て中のママがゆっくりできる場
・本を自由に読める、本について対話できる場
・心のつらさを、そっと置きに来られる場
・散歩の合間にちょっと休憩できるお茶が飲める場
・編み物をゆっくりできる場
など。「こんな場をつくりたいな」をそれぞれが持っていました。
場所の提供をしていただいた縁
そんな折、12年ほど前から世話になっていた方が、数ヶ月前から私に声を掛けて下さっていたのです。管理をまかされている空き家があるので「見学をしにきて良いよ。」と。こんな幸運なことを活かさない手はありません。
さっそく、とまり木で出会った方々と管理をされている方と思いを語り合う場を設けた後、その場所(松が丘)へ見学に行ってみました。
ゆっくり半歩進んでみよう
とまり木で仲間になった皆さんで見学させて頂いて「この場所で、とりあえず開いてみたい!」と合意し、2月20日プレオープンを開催することに。
「誰か来てくれるかな?」「もしかしたら誰も来ないかな?」
対象者は設定せず、イベントも準備せず、マーケティングもかねてゆる~く「場所と仲間だけだいるだけの居場所」としてプレオープンをすることにしました。
開催日もせまっていたので、宣伝・告知は私が告知用のデザインCanvaで作成しそれを仲間になった皆さんに共有し、それぞれ持っているSNSから発信してもらっただけでした。
当日の様子
そして、いよいよ当日。
仲間6人で、それぞれに、ゆっくりと準備を開始。
私は、窓をあけると玄関先が見える明るいキッチンで、寄付で頂いた挽肉があったので、ミートソース用のニンジンをトントントンと切っている音。
玄関先では「本を通して人をつなぐ」可愛い本棚と本を、仲間たちが準備をしているなごやかな声。が共鳴し合っていて、この場に居る幸せを感じていました。
玄関先では、実際に「本が人と人とをつなぐ」光景が繰り広げられていました。この本棚の活動している仲間に会うために、絵本作家さんが本を届けにきたり。その後、また別の方で移動本屋をする予定の方が、自転車でお子様を乗せて50分かけて会いに来たり。本と本棚とその人柄は、人の心に届く浸透率がとても早く「会いたい!」「話したい!」という気持ちを増す原動力になっているのでは?と。
担当を決めておくべきだった?!
しばらくすると、コミュニティスペースのリビングから、こどもたちのにぎやかな声がキッチンに届き始めました。ぞくぞくと訪れてくれる方のリビング担当、ミートソースの買い出し担当、ミートソースの調理担当など。事前に担当を決めていませんでしたが仲間のそれぞれが自発的に動いてくださいました。このチームワークには感動しました。でも、開催後の反省で、たくさんの方が来てくださった事は有りがたい誤算でもありましたが、担当をきめていなかったことにより、一つの場所を任せきりにしてしまったことは、それぞれに負担をかけてしまったようにも思いました。
共存する場をつくるには
「どなたでもどうぞきてみてください」という間口を広くとってプレオープンしてみて分かったこと。
多種多様、多世代が共存する場所をつくっていくには、人とその環境とのマッチングについて考えていく事も大切であることに気がつきました。
トライandエラーしながら
プレオープンをしてみて「場のニーズ」が見えてきましたが、
まずは、仲間(ボランティアスタッフ)の想いを聞くことを優先に場の方向性を考えていって「場と人とのマッチング」を図っていこうと思います。トライandエラーをしながら、ゆっくりと。
自分の想いを重視しすぎてしまうと突っ走ってしまうので、暴走しすぎないように1歩1歩すすんで、ゆっくり周りを見渡せる余裕の心で。
のんびり のうてんき のんきな のんさん
【コミュニティリビングのん木】
をどうぞこれからもよろしくお願いします。
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