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あなたの笑顔を紙面に載せると商品は勝手に売れていくようになる

 いま、買物の方法は成熟しています。店舗に行かなくても購入できる手段が多様になり、似たような商品が多く出回り、それぞれが「われこそが一番だ」と宣伝されています。
 こうした状況が過熱する中、お客さまは迷い疲れています。そんなときに効くのが、演歌のように”あなた”と、一人のまだ見ぬお客さまに向けて語りかける「ど演歌チラシ」なのです。店主が自分の仕事に込める思いや、お客さまとの関わりで大切にしていることを知ると、お客さまはその店主に頼もしさを感じます。ど演歌チラシとは、店主の思いを伝えるツールなのです。
 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など無料の宣伝ツールもある中、紙のチラシを使うのには理由があります。マスコミなどの情報ではなく、リアルに専門家から「私の知らないことを教えてもらいたい」と希望する上質な新規客が獲得できます。
 特に、新聞折り込みチラシで集客できる客層が大きく変化しています。新聞以外でもニュースはスマホから届き、テレビ欄はテレビそのものに表示される現状で、新聞は嗜好品へと変化しました。いま新聞を購入している人は、文字が好きで他人の考えにお金を払える人たちですから、折り込みチラシの内容をこうした客層が好きな形に変えると、反応率は著しくアップします。

新規客が来店前から”信頼”を感じてくれる!

 従来のチラシは商品と価格を伝えるのが主流でした。だから、自分自身をチラシに載せると、ほとんどの人が驚きます。しかし、商品だけに魅力を感じる人は、買物方法が多様化した時代には店自体の顧客にはなりません。
 商品よりも「この店が好き!」という新規客を集めるためには、”あなた”という人がチラシに載っていることが重要です。来店前に、物ではなく、店主やスタッフをチラシで知って好きになってもらうと、商売は初対面からうまく滑りだします。
 店主やスタッフが笑顔でチラシに載っている店は、どんな店だと思いますか。「笑顔でお客を迎えてくれそう」「話をちゃんと聞いてくれそう」「商品技術に自信がありそう」「だましたり、うそをつかなさそう」とお客さまは感じてくれます。人は、最初に自分が感じたことを強化する性質を持っていますから、来店するたびにこの印象が強化され、「この店はやっぱりいいわ」と実感してくれるようになります。
 初対面で相手と心の探り合いをするのは時間がかかりますし、説得して購入してもらうのも大変です。ど演歌チラシは、この初対面で「あなたに会いたかったの」と言わせることができます。無理に聞かなくても悩みや用事をお客さま自らが教えてくれるので、すぐに役に立つ提案ができますから、「じゃあ、それを頂くわ」とスムーズに販売ができます。
 ど演歌チラシに店主やスタッフが登場することで、新規客が来店前から信頼してくれます。だからこそ、商品サービスが勝手に売れていくのです。

これだけで完成する7つの作製

 ど演歌チラシは、下の7つの要点を押さえさえすればすぐ作ることができます。具体例で説明をしましょう。

2018.5チラシ・DMはお客様への恋文-02

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