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書評レビュー

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ミニマリズムは、より少ない物で豊かな生活を送ることを目指す生き方や哲学です。このカテゴリでは、物質的な所有物を減らし、人生をシンプルにするための実践的な方法や、内面の充実を追求す…
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2024年5月の記事一覧

【書評】水と塩と空気だけの完全断食40日間全記録"男はモーセ、釈迦、ジーザスに会えたのか"

『水と塩と空気だけの完全断食40日間全記録』は、筆者の日高見旅人が2015年10月1日から11月9日までの40日間にわたり、水と塩と空気だけで完全断食を実践した記録です。筆者は断食中の体重や体脂肪率などの体組成スペック、心理状態の変化を毎日ホームページで報告し、その詳細なデータと感想をまとめています。 本書は、断食の動機としてクローン羊ドリーの誕生に影響を受けたことから始まり、断食の準備や開始初期の経験、中盤の心身の変化、終盤と断食後の回復プロセスなどを詳細に描いています。

【書評】冨永愛"美をつくる食事"

『美をつくる食事』では、冨永愛が自らの長年のモデリング経験を基に、美しさを維持するための食事法を詳しく紹介しています。彼女の食事哲学は、内側からの美を引き出すことに重点を置き、健康的でバランスの取れた食材の選択、食事のタイミング、心が喜ぶ食事の楽しみ方に焦点を当てています。 本書には、発酵食品の利用、ベジタリアンデーの導入、夕食の早めの時間設定など、具体的な食事ルールが紹介されており、美肌や体形維持を目的とした34の特別レシピも掲載されています。また、エコグッズの活用や食材の

【書評】医者いらずの"食"

『医者いらずの食』という書籍では、著者の内海聡が日本における食の安全性に関する様々な問題を詳細に解説しています。具体的には、遺伝子組み換え食品、有害な食用油、人工甘味料、誤解を招く栄養情報など、消費者の健康を脅かす食品関連のリスクについて警鐘を鳴らしています。また、肉食とベジタリアンの食生活の問題点、放射能汚染、および日本のTPP参加が国内の食文化に及ぼす影響についても批判的に論じており、これらの問題に対する具体的な対策や解決策を提案しています。この書籍は、食の安全性と持続可