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【不食家ミニマリストの食事術】

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「ミニマリストの食事術」では、少ない量でも満足感を得られる食事法、質にこだわった食材選び、そして身体と心に優しい食習慣を通じて、より健康的で持続可能な生活スタイルを目指します。た…
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2024年5月の記事一覧

1日1食にすれば、365日自炊できる。

【1日1食のメリット】健康面の改善 1日1食の食生活は、さまざまな健康面でのメリットがあります。まず、体重管理についてですが、食事回数が減ることで1日の総カロリー摂取量が自然に制限され、肥満や体重増加のリスクが低減されます。1食あたりのカロリーが増えることなく、適度なカロリー摂取を維持できるため、健康的な体重を保つのに役立ちます。 さらに、血糖値の安定にも寄与します。1日1食にすることで、食後の血糖値の急上昇を避けることができ、インスリンの分泌が安定します。これにより、

主食なし!"間食のみダイエット"で楽しく少食

【間食のみダイエットの基本】間食のみダイエットとは? 間食のみダイエットは、主食を抜いて間食だけで一日の食事を構成するダイエット方法です。この方法の基本的な考え方は、間食をうまく活用して満足感を得ながら、摂取カロリーを抑えることにあります。従来の食事のパターンから脱却し、少量ずつ頻繁に食べることで、食べ過ぎを防ぎ、血糖値の急上昇を避けることができます。このダイエット法は、空腹感を感じにくく、無理なく続けられる点が特徴です。また、小さな間食をこまめに摂ることで血糖値の急上

1日1食で満足できる"舌"を育てる方法

【ゆっくりと味わう贅沢な食事体験】噛む回数を増やすことの重要性 ゆっくり噛むことで満足感を得る理由については、一口ごとに食材の味わいをじっくり感じることで、少量の食事でも満足感が得られることが挙げられます。噛むことで唾液が多く分泌され、食べ物の味がより一層引き立つため、満腹感が増し、食べ過ぎを防ぐことができます。 咀嚼の効果と健康への影響としては、まず、食べ物を細かく噛むことで消化がスムーズになり、胃腸への負担が軽減される点が挙げられます。また、唾液に含まれる消化酵素

少食で102歳まで健康に生きる方法

【コルナロの人生と「極小食」への転機】コルナロの生い立ちと健康の悩み 16世紀のイタリアは、ルネサンスの影響を強く受けた文化的に豊かな時代でした。しかし、同時にこの時代は疾病や医療技術の未熟さに苦しむ時代でもありました。都市の繁栄と共に、衛生環境の悪さや栄養不足による病気が蔓延し、医療技術も限られていたため、人々は病気に対して無力感を抱いていました。 ルイジ・コルナロはその時代に生まれました。彼は若い頃から病弱で、度重なる病気に悩まされていました。特に消化器系の問題や

抗がん剤や放射線に頼らないがん治療"オートファジーの力"

【オートファジーとは何か?】オートファジーの基本概念 ・オートファジーの定義とそのメカニズム オートファジー(自食作用)は、細胞が自身の内部構造や不要なタンパク質を分解し、再利用する過程を指します。この現象は1960年代に初めて発見され、細胞の生存と健康維持に重要な役割を果たしています。オートファジーのメカニズムは、細胞内の特定の部位を膜で包み込み、リソソームという酵素を含む細胞小器官と融合して分解するというものです。このプロセスによって生じた分解産物は、再び細胞内で利

【書評】水と塩と空気だけの完全断食40日間全記録"男はモーセ、釈迦、ジーザスに会えたのか"

『水と塩と空気だけの完全断食40日間全記録』は、筆者の日高見旅人が2015年10月1日から11月9日までの40日間にわたり、水と塩と空気だけで完全断食を実践した記録です。筆者は断食中の体重や体脂肪率などの体組成スペック、心理状態の変化を毎日ホームページで報告し、その詳細なデータと感想をまとめています。 本書は、断食の動機としてクローン羊ドリーの誕生に影響を受けたことから始まり、断食の準備や開始初期の経験、中盤の心身の変化、終盤と断食後の回復プロセスなどを詳細に描いています。

1日3回食べるなら、"腹三分目"ずつがちょうどいい。

【現代人の食習慣とその影響】現代の食生活の問題点 ・現代人の過食傾向とその背景 現代の食生活は豊かで多様な食材が手に入る反面、過食が深刻な問題となっています。ファーストフードやインスタント食品の普及、食べ放題のレストランの増加、そして広告やマーケティングによる過剰な食事の誘導が、私たちの日常生活において過食を促しています。また、ストレス社会におけるストレス発散方法としての「ストレス食い」も過食を助長する要因の一つです。 ・座りがちな生活様式と食事の関連性 さらに、現代

少食がもたらす"快眠効果"と"免疫力アップ"の秘密

【少食と睡眠の質向上の関係】少食のメリットとは? ・少食が身体に与えるポジティブな影響についての概要 少食は古くから健康法の一つとして知られています。現代の研究でも、少食は身体にさまざまなポジティブな影響を与えることが確認されています。主なメリットとしては、消化器官への負担軽減、体重管理、炎症の減少、長寿の促進などが挙げられます。 ・消化器官への負担軽減とその影響 少食を実践することで、消化器官の負担が軽減されます。大量の食事を摂ると、胃腸がその消化に多くのエネルギー

まるごと野菜で免疫力アップ!野菜くずの有効活用術

【野菜くずと免疫力の関係】野菜くずの栄養素 多くの人が調理の過程で捨ててしまう野菜くずには、実は豊富な栄養素が含まれています。例えば、キャロットの皮にはビタミンAが、ブロッコリーの茎にはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の免疫システムを強化するために欠かせない要素です。また、抗酸化物質も多く含まれており、これが体内のフリーラジカルを中和し、細胞の健康を保つのに役立ちます。 免疫力向上のメカニズム 免疫システムは体を病原体から守るために重

"美味しくない"から過食になる

【美味しさの錯覚と過食のメカニズム】美味しさの定義と心理的影響 美味しさとは何かを考えるとき、私たちはしばしば味覚の快感を思い浮かべます。美味しいと感じるとき、脳内ではドーパミンが分泌され、幸福感や満足感を感じます。食べ物の美味しさは、五感を通じて脳に伝えられ、私たちの食欲を引き出す重要な要素です。しかし、これが過食に繋がる場合も少なくありません。 美味しさの追求がもたらす過食 人間は本能的に美味しいものを求めます。食事は生きるために必要な行為ですが、美味しさへの欲

1日1食にすると、1日が30時間になる?

【1日1食の生活とは】少食や断食による健康法 1日1食の生活スタイルは、現代社会において健康法として注目を集めています。少食や断食は、体重管理や健康維持だけでなく、精神的な安定や生産性の向上にも寄与するとされています。この生活スタイルを実践する有名人としては、タレントのタモリさんや俳優・歌手の福山雅治さんが挙げられます。彼らは1日1食を取り入れることで、エネルギーレベルを維持し、高いパフォーマンスを発揮しています。 たとえば、タモリさんは、シンプルな食生活が健康を保つ秘

"性格"は、食事で変えられる。

【食事と心理状態の科学的関連性】神経伝達物質と栄養素 私たちの心理状態は、脳内の神経伝達物質のバランスに大きく依存しています。特に、幸福感や満足感に関わるセロトニンや、モチベーションや快感を司るドーパミンは、私たちの日々の感情に直接的な影響を与える重要な化学物質です。これらの神経伝達物質の合成には、ビタミンB6、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛などの栄養素が必要不可欠です。例えば、ビタミンB6はセロトニンの合成を助け、気分の安定に寄与します。一方で、これらの栄養素が不足す

現代人は、"生きるため"ではなく、"死ぬため"に食べている。

【現代食文化の病理】過食を促すメディアの影響 現代の食文化では、テレビ番組、インターネット広告、ソーシャルメディアが消費者の食欲を刺激する主要な役割を担っています。食番組では、美味しそうな料理が次々と紹介され、これらの映像は視聴者に直接的な食欲を刺激します。また、広告は特定の食品やレストランを理想化し、それが手軽に手に入るという印象を与えるため、消費者の食べる量と頻度を無意識のうちに増加させています。このようにメディアは、日々の食生活における過食へと誘導する重要なファク

一日一食にすると血糖値はどのくらい下がるのか?

【一日一食の科学】一日一食の概要 一日一食とは、文字通り1日に1回だけ食事をするという食事法です。この方法は、過剰なカロリー摂取を防ぎ、体の内側から健康を改善することを目的としています。多くの支持者は、一日一食が生活を単純化し、食事の準備や考える時間を減らすことで、日々の生活における精神的及び時間的な負担を軽減すると報告しています。近年、この食事スタイルは、健康志向が高まる中で特に注目されており、ダイエットやライフスタイルの一環として取り入れる人が増えています。 科学