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Flograppling中毒者ヒケによるADCC2022完全予想

こんにちは。ママから「フローグラップリングは1日1時間にしなさい」と言われたヒケです。
今回のADCCが日本ではあまり盛り上がっていない現状を見て、日々悲しみを抱いております。「フローグラップリング中毒者の僕が盛り上げなければ…!」という謎の使命感に駆られ、勝手に展開予想を書かせていただきます。

-66kg

優勝🏆   ファブリシオ・アンドレイ
準優勝🥈   ジオゴ・ヘイス
3位🥉      イーサン・クレリンステン
4位            コール・アバテ


群雄割拠の-66kg。分かるわけないだろというのが本音ですが、決勝は「Fightsports若い衆対決」になるのではないかと予想します。1回目の南米予選でも対戦した2人ですが、その時はジオゴがヒールで一本勝ちしています。ADCCルールに必須であるレスリング力も申し分なく、柔術的なスキルも高いこの二人が決勝を争い、最後は漢気でファブリシオが競り勝つと予想します。ジオゴの優勝は声変わりしてからになるでしょう。
3位には「実は薬ンステンなのではないか…?」と囁かれるほど凄い体を作り上げたクレリンステンさんを挙げました。レスリング力も高く、先日のRAWgrapplingというイベントでは、惜しくも判定負けでしたが、ジエゴパトのボトムからの攻撃を凌ぎまくっていました。ジョンカレスティン、エステバンマルティネス、キースクリコリアンという錚々たる面子を破って予選を制し、本戦出場を決めた16歳のAOJ所属コール君にも期待です。
ゲイリー・トノンもランクインしてもおかしくないですが、ここ最近は精神的に不安定そうな様子が見られ、心身ともに健康である方が良いパフォーマンスを残しやすいと考えたため、ランク外としました。この他にもコブリンヤ息子で前回🥈のケネディ・マシエルや、AJアガザーム、ジエゴパト、ジオマルティネス、ガブリエルソウザ、ジョシュシスネロス等々タレント揃いの-66kg。誰が勝っても面白そうなトーナメントで最高です。

-77kg

優勝🏆      JTトレス
準優勝🥈  ミカ・ガウバオン
3位🥉        ニッキー・ライアン 
4位             ダンテ・レオン

昨年から躍進を続けるミカですが、今回はまだJTが勝つのではないかと予想します。ADCCルールに対する熟練度、レスリング力で競り勝つのではないでしょうか。とはいえ、ミカが下になって極め勝つ展開も容易に予想できます。この状況を、昔社会の授業で習った「産業構造の変化」グラフで例えると、現在の2人は、衰え始めた第1次産業(JT)と爆発的な伸びを見せる第3次産業(ミカ)がちょうど交わる点にあるかもしれません。参照⬇

3位には、前回のADCC2019の時から劇的バルクアップを行い、プレースタイルもチェンジしたニッキーライアンに期待します。FloやYouTubeにアップされているB-teamの練習動画では、若干階級上のレスラーであるジェイロドリゲスをぶん投げまくる様子も散見されます。💪👀💪
4位入賞についてはケイドルオトロ、ロベルトヒメネス、アンディバレラ、岩本選手、トミーランガカー、ダンテレオンの誰かが来るのではないかと思っています。ブラケット次第だとは思いますが、3月のWNOでミカに判定負けだったものの、3回もぶん投げテイクダウンをとったダンテレオンを挙げさせていただきます。

-88kg

優勝🏆     マテウス・ディニス
準優勝🥈 ルーカス・バルボーザ
3位🥉       タイ・ルオトロ
4位            アイザック・ミシェル

この階級も予想が難しいです。マテウスがテイクダウンして勝つ気もするし、ハルクが塩試合で競り勝つ気もするし、タイがアウトレスリングで判定勝ちする気もするし…もうなんでもいいか。って感じで決めました。4位のアイザックについてはまだ知名度が低いかと思いますが、b-team所属で、アジアオセアニア予選-99kgをぶっちぎりで優勝しました。なぜか本戦では-88kgに出場するようで、「そんなのアリなんだ…」と思ったりはしますが、それもADCCのいいところなのかもしれません。レスリング力・パス力高く、足関節への対応力も高い選手です。
先日のWNOでは、Floで放送された「Who's Next」というグラップリングリアリティショーの決勝をカイル・チェンバースと行い、長すぎてサブマットに移動させられる2時間の激闘で話題になりました。(ちなみに「Who's Next」本編での最長試合は、確か2時間50分越えでした。そちらも是非。)
ほとんどアイザックの説明に費やしてしまいましたが、つまりはアイザック頑張れ!ということです。

-99kg

優勝🏆   カイナン・デュアルチ
準優勝🥈 クレイグ・ジョーンズ
3位🥉    ニコラス・メレガリ
4位          ペドロ・マリーニョ

カイナンが優勝、"シルバー男"クレイグが2位に入るのではないかと予想しました。2017,2019年ADCC2位、WNOライトヘビー級王者決定戦のペドロマリーニョ戦での敗戦など、大事なところで勝ちきれないと言われてしまっているクレイグ。勝って欲しいですが、カイナンと立ち技の攻防をして勝つイメージが湧かないため、2位と予想しました。
IBJJFの試合では絶対的な強さを誇るメレガリですが、グラップリングの試合ではまだトップ所との対戦がなく、予想が難しいため3位に入れました。4位はペドロマリーニョ、エルダークルーズ、ユーリシモエスなどで迷いましたが、直近の実績(クレイグに勝利、ユーリ、ヴァグナーホシャに勝ってノーギワールド2021優勝など)もあるマリーニョを選びました。
余談ですが、Unity所属のディボンテ・ジョンソンは髪型が面白いのでいつも応援しています。頑張ってください。

+99kg 

優勝🏆   ゴードン・ライアン
準優勝🥈ニック・ロドリゲス
3位🥉     フェリペ・ペナ
4位         ホベルト・アブレウ

まあゴードンが勝つだろう  と思っていたので、以前はあまり興味が湧かなかった+99kg級ですが、先日のWNOで行われたゴードンvsペナで意外と苦戦したゴードンを見て、思ったより混戦かもしれないと考えを改めました。ゴードン、ペナ、ニクロドの三つ巴になりそうですが、結局は色々な戦い方ができるゴードンが優勝すると予想します。vsペナの場合は、決して立ちで譲らない試合運びをすれば負けることはなさそうだし、vsニクロドでも、ゴードンのガードアタック力ならばマイナスポイント承知で下を取りいい形からスイープで点数を取ることも出来そうと感じます。2位、3位はブラケット次第ですが、仮にニクロドvsペナの準決になった場合、テイクダウン力で勝り、前回の準優勝時からパスガード力も大幅強化されているであろうニクロドが勝利するのではないかと思い、この順位にしました。決勝で元DDS対決が見れたらなかなか熱いですね。
4位には、色々と問題になったものの結局出場してきたサイボーグさんを入れました。41歳になった今も、昨年のノーギワールド優勝や今年のパンナム優勝などの実績を残し続けており、ADCCでも一定の結果は残すのではと思い4位とさせていただきました。

女子-60kg

優勝🏆     ビア・メスキータ
準優勝🥈 ビア・バジリオ
3位🥉       マイサ・バストス
4位            フィオン・デービス

男子に比べると注目度が低めな女子ですが、軽量級は特に混戦になっており、予想が難しいです。特に上記に挙げた2017王者のビアメスキータ、2019王者のビアバジリオ、2019年大会でビアメスキータを極めて決勝進出したことで注目を浴び、今年のIBJJF世界選手権(道着)も優勝したフィオンデービス、WNOトーナメント、ノーギワールド、IBJJF世界選手権などのビッグタイトルを総ナメにしているマイサバストスの4人が表彰台に絡むことは間違いないかと思います。この中での順位はなかなかつけ難いですが、巷で「パッと見、みちょぱに見えなくもない」と噂されているビアメスキータが2回目の優勝を飾るような気がしました。 

女子+60kg

優勝🏆    ハファエラ・ゲデス
準優勝🥈 ケンドール・
3位🥉      ギャビ・ガルシア
4位           エイミー・カンポ

お恥ずかしながらこの4人以外誰も知らないので、この4人の中で勝ちそうな順に順位を付けました。昨年のWNOトーナメントでケンドールに勝っているハファエラゲデスが1位、元々レスリング選手で、ノーギワールド優勝などの実績もあるケンドールを2位、最近負けが込んでいるがとにかくデカいレジェンド・ギャビを3位と予想します。
エイミーさんは、割と最近黒帯になったものの、今年のワールド無差別級で2位、ADCC西海岸予選優勝(エリザベスクレイを蹂躙)などの実績を残している22歳です。期待を込めて4位ということにさせていただきました。

以上、ADCC2022の予想となります。
今年のADCCの豪華さと、私の柔術・グラップリング愛が少しでも皆さんに伝われば嬉しいです。

ADCC2022は日本時間で
9/18(日)の午前2:00~   1回戦、準々決勝
9/19(月)の午前3:00~   準決勝、決勝、スーパーファイト

になります。フローグラップリング登録して、みんなで見ましょう!


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