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超低アルコール日本酒のススメ

東京オリンピックが開催されています。
新型コロナの影響による緊急事態宣言下ですが、毎日テレビやSNSをにぎわせていますね。
それはそうと暑いですね~。

お酒のご紹介です。

川鶴(かわつる)

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香川県観音寺市にあります川鶴酒造株式会社。
創業は明治24年(1891年)ですから、2021年である今年で130周年を迎えます。
創業当初から地元讃岐産の酒米を使った酒造りを行ってきましたが、現社長の川人裕一郎氏になり、実験田として讃岐産山田錦を栽培し、酒造りに利用しています。
伝統を守りつつチャレンジ精神も持ち合わせている非常に熱い心の持ち主です。

飲んでみましょう。

上立ち香はうっすら漂う程度の果実香。
口に含むとパッと開くような酸、遅れて果実感のある甘みが広がります。
舌の中心をとおる爽やかなヨーグルト香で、全体がカルピスのような味わいに。
発泡しているわけではないのですが、口の中をピリピリと刺激します。
〆はほんの少しだけ苦みをおいて引いていきます。
余韻は比較的長め。

ラベル情報を記載しておきます。

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原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 6%
製造年月 2021.6
保存方法 直射日光をさけて冷暗所で保存してください
~おいしい飲み方~ ロック

購入は新潟県長岡市にありますカネセ商店。

価格は 1,800ml で 2,400円(税抜)でした。

・・・

1年ほど前、こんな記事を書きました。

夏ですから、お酒を飲むにしてもチビチビと飲むよりぐびぐびゴクゴクと喉を潤したい。
ですが日本酒だとアルコール度数が15~17%と高くてゴクゴク飲めないんですよね。

そこで近年たくさんの種類が発売されるようになっている低アルコール日本酒をおススメする記事を書いたのですが、この記事で想定している低アルコールのアルコール度数はそれでもだいたい12~14度。
この度数だと確かにアルコール度数は低めなのですが、まだゴクゴクからは縁遠いと思います。

やはりゴクゴクいけるお酒の代表はビール
アルコール度数は4~6%といったところでしょうか(もっと高いものもありますけどね)。
ハイボールだと8%程度ですかね。

一桁台のアルコール度数だとかなりすいすい飲めるようになりますね。
日本酒が夏酒として提案すべきなのは、一桁までアルコール分を抑えた超低アルコール日本酒なのかもしれません。

今のところ日本酒だとそこまで低いものは思いつきません……
といいたいところでしたが、ありましたね。

・・・

今回ご紹介のお酒は川鶴の中でも特徴的なお酒である讃岐くらうでぃ
川鶴は全体として低アルではなく食中酒が多い印象ですが、讃岐くらうでぃはアルコール分6%と非常に低く、飲み口もライト。

とはいえ味が薄いわけではなくじゅうぶんなボリュームがあり、ジューシィで日本酒の概念からはかけ離れた味わいです。
裏ラベルでおススメされているように、グラスに氷を入れてなみなみ注いでゴクゴク、が楽しい飲み方だと思います。

見かけたらぜひ試してみてくださいね。

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