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好きだから上手いとは限らないし、上手いから売れるとは限らない

タイトル以上でも以下でもないのですが、
【好きだから上手いとは限らないし、上手いから売れるとは限らない。】という話です。


最近「好きは熱狂に勝てない」とよく聞きます。その通りで、熱狂し夢中になっている人間は強い。その熱量にひとはついてくるし、ドキドキする。期待する。もちろん、その分責任も重くなっていきますが、好きなんだもん。その熱量の前には責任の重さなんて気にならず、むしろ責任がのしかかるような充実した頼られていることが出来ているという喜びさえある。

でもふいに考える。
熱狂し、色んな方と出会えば出会うほど、
そして勉強し調べれば調べれるほど、
上には上がいる。

感動するくらい電池をひっくり返しても、誤字です、天地をひっくり返しても勝てないくらい上手い人がいて、胸の高鳴り、そして感動とともにわたしは絶望する。

「勝てる気がしない。この人みてたほうが楽しいかもしれない。わたしが第三者ならこの人を薦める…」ってね。


でも、驚愕的に上手い人も、
売れるか売れないかと言われたら売れるわけでは無いことが経験しているとわかる。

「なんでよ?!売れろよ!!」

と叫び続けても変わらず。

そう、上手いからと言って売れるとは限らない。そしてさらに幼少期に知り驚いたのは、そもそも世の中の全員が、必ずしも売れたいわけじゃないということ。

え?そうなの?


わたしはずっとクリエイティブが好きで、そのワクワクする作品でワクワクを共有出来ることがものすごく幸せで、

だからそうやって人と繋がりあいたくてもっと知ってもらいたい!!!人と出会いたい!!(分かりやすく平たくいうと、売れたいという言葉になりなんだか不服だけど)

という思考回路しかなく、しかし、
別に売れたいわけじゃない…
という人はいっぱいいる。
言われてみればその通りですが、中学生の私はこの価値観を知り心底驚いたものです。


歌をやっている時も、
七宝に関しても、
SNSに関しても、
わたしは得意なことなんて何一つなくて、

気分やテンションによって日々上下あれど熱狂し続けてるだけ。その分ほかに苦手なことがたくさんあるけど、やはり熱狂することで続けることで絶望しながらも続けることで今の私が形成された。

続けることが、当たるまでバット振り付けているのがわたしで、最近ではその辺があきらめ悪くてちょっと褒めていただけたりして、
もちろんまだまだだけど振り返ると大事な事だったのかもしれない。


結局バットに当たっても転がる程度で終わったり、アウトすることだってあるけど、やっぱり未来のわたしにや世界に期待していたくて、
やればやる程、実力に絶望しげっそりするけど、熱が冷めることはなくて、

熱狂と絶望を交互に、
今日もわたしは続けていく。

いただいたサポートは七宝焼・尾張七宝、そして伝統工芸の未来をつくるために使います。わたしは一生やめません。たくさんの笑顔や、すばらしい作品、技術を守るため、革新していくために大切にさせていただきます。