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ICJ Ruling(26 Jan)ー雑記28・01・2024


引き続き積もる続ける下書きの処分を。
26日のICJ判定(ガザのケース)が当然ながら身内で話題となったが、あまりニュースには取り上げられていない(ここEUでは黙殺とまではいかないまでも、なるべく触れないようにしている感がありあり)ようなので、ちょっと保存と記録用にここへ貼っておこうと思い。

https://www.icj-cij.org/sites/default/files/case-related/192/192-20240126-pre-01-00-en.pdf

一見すると南アフリカ側が見事に一本を取った歴史的な瞬間のようにも見えるけれども、ただこの判定に強制力は伴わないし、何よりも、明らかかつ最も求められた’’停戦’’の言葉の使用が器用に避けられた事から、落胆する向きも多いだろう。
それにこのケース全体の結審には一年以上を要するだろうから、その頃にはもう、いつものように皆スパッと忘れてしまって、無かった事のようになっているに違いない。
最近だとリターンマーチがまだ記憶に新しいが、一体どれだけの人がまだあの殺戮を覚えているだろう。
そもそも国際的な評判など気にする事も気にした事もないビビ・ナタニャフが、はいそうですかごめんなさい、と方針を変えるはずもない事は皆知っている。



7月 ジェニン難民キャンプにて
記憶に新しい
シーリーン・アブ・アークレ女史のメモリアル
彼女は長年にわたり目の上のたんこぶだった為 
特に意図して射殺(不幸かつ’’偶然’’にも見事なヘッドショットにより)されたが
老若男女・ジャーナリスト問わず’’排除’’されるのは
もうずっと昔から当たり前の事で
 今のようにトレンディな…いわゆる’’カレント・シング’’で無かっただけだ
で 今の話題も
一年と経たずに皆忘れて
新しいニュースフィードの流行りで いい人ぶるのに忙しくする事だろう
何も変わらない

それよりも、7/10以前から政治的な窮地に陥っていたビビ、わたくしもちょうど数ヶ月パレスチナに戻っていた頃なのでその頃の状況も世相の風もまだよく覚えているけれど、個人的な感想としては、彼はハマスの動きを知りつつあえて今回の攻撃を起こさせたんだろうなと、ただその後の世界的な反発と批判は想定外だったろうと。
ビビとその他大勢の悲願であったガザ制圧・併合を実現するための千載一遇・一生に一度あるかないかのチャンスとあって、そう簡単に引くはずもないビビ、ただ国際世論が完全に逆風とあって、今はとにかくアメリカをがっぷりに巻き込んで後に引けなくしてしまわないと、千載一遇のチャンスが一変、イスラエル存亡の危機へと早変わりしてしまう。
そうなると…何故かほとんど誰も話してないが、イスラエルは世界で最も核兵器の使用に躊躇しない国、また彼らが今の状況を完全にタナハと重ね合わせて、約束の地で課せられた克服すべき最大の試練と捉えている今ならなおさらの事、とても危険だ。
この数年は不安と悲しみの種ばかり。

ともあれ下書き処理に追われて何も進まないので、とりあえず今日はここでおしまいに。
さようなら。


超正統派の牙城 ブネイ・ブラクにて






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