【2023年度厚生労働省管轄の助成金】キャリアアップ助成金(正社員化コース)
キャリアアップ助成金(正社員化コース)は、有期契約労働者等を正規雇用労働者や多様な正社員等に転換または直接雇用した事業主に対して助成されます。
受給できる事業主
※下記以外にも、雇用関係助成金共通の要件などいくつかの受給要件があります。
次のいずれにも該当する雇用保険の適用事業所の事業主
有期雇用労働者等を正規雇用労働者に転換する制度を就業規則または労働協約その他これに準ずるものに規定している事業主であること
1.の制度の規定に基づき、雇用する有期雇用労働者等を正規雇用労働者に転換した事業主であること
2.により転換された労働者を、転換後6ヵ月以上の期間継続して雇用し、当該労働者に対して転換後6ヵ月分の賃金を支給した事業主であること
支給申請日において当該制度を継続して運用している事業主であるこ
転換後6ヵ月間の賃金を、転換前6ヵ月間の賃金より3%以上増額させている事業主であること
その他、一定の条件を満たしていること
【正規雇用労働者の定義と対象となる労働者要件】
・正規雇用労働者定義
同一の事業所内の正規雇用労働者に適用される就業規則が適用されている労働者
ただし、「賞与または退職金の制度」かつ「昇給」が適用されている者に限る
・対象となる労働者要件
賃金の額または計算方法が「正規雇用労働者と異なる雇用区分の就業規則等」の適用を6ヵ月以上受けて雇用している有期または無期雇用労働者
受給内容
有期 → 正規:1人あたり57万円(42万7,500円)
無期 → 正規:1人あたり28万5,000円(21万3,750円)
※( )内は大企業に対する助成額
※有期、無期を合わせて、1年度1事業所あたりの支給申請上限人数は20人まで
※多様な正社員(勤務地限定・職務限定・短時間正社員)へ転換等した場合には正規雇用労働者へ転換等したものとみなします。
<加算措置>
・派遣労働者を派遣先で正規雇用労働者として直接雇用する場合
1人あたり28万5,000円(大企業・中小企業同額)
・対象者が(転換等した日において)母子家庭の母等または父子家庭の父の場合
有期:1人あたり9万5,000円 無期:4万7,500円(大企業・中小企業同額)
・人材開発支援助成金の訓練修了後に正規雇用労働者へ転換等した場合
有期:1人あたり9万5,000円
無期:4万7,500円(大企業・中小企業同額)
※うち、自発的職業能力開発訓練または定額制の訓練修了後に正社員化した場合
有期:1人あたり11万円
無期:5万5,000円(大企業・中小企業同額)
・「勤務地限定・職務限定・短時間正社員」制度を新たに規定し、有期雇用労働者等を当該雇用区分に転換等した場合
1事業所あたり9万5,000円(7万1,250円)
※1事業所あたり1回のみ
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