映画感想第2回 オリ・マキの人生で最も幸せな日🥊👩

1.まえおき

 1日に3本は見れるかなと思ったら、グリーンブックは感想も含めてお腹一杯になってしまいました笑
本当は最強のふたりを観ようと思いましたが、次のは差別問題ではなく別の作品を探して行きついたのが、オリ・マキでした^^
今回もネタバレなので観てからお読みください!

2.感想

 まず、モノクロ映画の良さを改めて感じました。本当に2016年の映画?と思う感じで、時代を感じつつ色鮮やかな絵ではなくその作品そのものに没頭できたことが良かったと思います。自分もそこまで映画を見たわけではありませんが、現代はCGがどうとかあの俳優なぜ使ったの?とか映像だけで面白さと結び付けている気がします。もったいないなと。
 そして驚いたのがボクシングの映像はあまりなく、ほぼ練習のみ。フィンランド人として初めて世界王者に挑戦する男の心情を1本の映画で忠実に再現していると思いました。なんとなくオリの目線を大切にしていると。これでボクシング映像が多かったらちょっと違和感ありますものね。

 タイトルにもある「人生で最も幸せな日」というのがやや気になりますが、辛い減量やマスコミの取材を切り抜けて、ラストにあるように恋人ライヤと一緒になる…これが最も幸せだったのか、最も幸せを手に入れるために手を抜いていたんじゃないか?そのようにも受け取れる気もします。
あのシャワー室で桶?を仲間たちと投げ合っているシーンが非常に印象的で、減量もまだしておらずマイヤと一緒にいた頃が一番幸せな日なんじゃないかと個人的に思っていました笑

 その後の話を見ると、オリはマイヤと結婚した後、ボクシング界に戻ってきてスーパーライト級の欧州王者を3年間防衛したそうです(その話も映画に入れて欲しかった気も笑)
感想というか余談ですが、オリのマウスピースを外すとき、「いっ」とする表情が非常に可愛かったです☜ここ見どころ

3.ここから学べることは

 上記に書いたように最も幸せな日は人それぞれ異なりますが、オリにとってそれはマイヤと一緒になることだった。声が聞きたくなったり、隣にいないだけで不安になる、そんな存在がいて一緒になれたらどれだけ幸せだろう。とは思いますね。
また、今回は周りが期待し過ぎることは決して本人のためにはならないということです。今回はフィンランドで初めて行われる上に、フィンランド人として初めて世界王者に挑戦するということがあまりにも大きなことだったので、このようになってしまったとは思いますが、マネージャーのエリスのがっかり感は印象的でしたね。復帰するときもマネージャーになったのでしょうか?ならないか笑
 最後にオリはマイヤに出会って無ければ試合に勝っていたか?という質問が来たとしたら、勝っていたかもしれないけど、人生で最も幸せな日は訪れなかったでしょうね。
 今回は映画の内容そのものではなく、モノクロの良さだったり、オリの視点を描いていたことは素晴らしく、別の映画でも見られたらいいなと率直に思いました^^

以上、お読みいただきましてありがとうございました。

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