SASUKEってどうやったら出れるの?
閲覧ありがとうございます。
テレビ番組「SASUKE」に4回出場している(2024年4月13日現在)林野庁職員の後藤祐輔です。
本記事の投稿日、2024年4月13日(土)にSASUKE2024の開催決定が発表されました。
私はこれまでいろんな人にSASUKEの話をしてきましたがその中でもトップクラスによく聞かれる質問があります。
「SASUKEってどうやったら出れるの?」
今回はSASUKE2024の開催決定並びに出場者募集開始に合わせてこの問いに答えようと思います。
選考方法
書類選考
SASUKEに出場するためには、まず書類選考を通過しなければなりません。
なお、SASUKEには「招待選手枠」というものがあり、レジェンド選手や有力選手、それに芸能人やスポーツ選手の一部は選考免除でSASUKE本戦に出場できるようになっています。
100人の出場者のうち、約半分が「招待選手枠」となっており残りの半分、50人程度の枠を一般応募で選考しています。
SASUKEの開催が決定すると、公式ホームページから出場希望の応募ができるようになります。
応募条件は男女問わず、中学生以上。(昔は65歳以下という制限があった気がするけど、今はなくなってるようです)
スポーツ歴や運動能力は応募条件にはありませんので、全ての人に平等にテレビに出演する・SASUKEに挑戦するチャンスが与えられています。
応募フォームの質問事項を全て記入し、「送信」ボタンを押すと応募完了となります。
応募者は例年約3000人。
書類選考を通過した人だけが一般オーディションへと進んでいくことになります。
なお、この書類選考が例年非常に狭き門となっています。通過できる人はおおよそ300人程度と思われます。9割の人は書類選考で落選となります。
・職業
・スポーツ歴
・趣味・特技
などで、目を惹く個性があると書類選考を通過しやすくなっています。
一般オーディション
一般オーディションでは以下の種目により出場者を選考しています。
〜一次審査〜
・30秒自己アピール
・腕立て伏せ100回
〜二次審査〜
・面接
見ての通り、SASUKEのイメージとは裏腹に身体能力はほとんど問われません。
カメラや観客の前で臆せず自分を表現できるか、
目を惹く個性があるか、
諦めずに最後まで挑戦する姿勢・覚悟があるか、
容姿や経歴に問題がないか、
どんな人生を歩んできたか、
こう言ったところを総合的に評価して出場選手を選考しているようです。
詳細については、以前、一般オーディションからSASUKE出場を目指す方に向けた記事を投稿していますので、そちらをご覧ください。
↑オーディションの模様
予選会
SASUKE2022第40回記念大会からは、前述の書類選考・オーディションで落選となってしまった方を対象に「予選会」が開催されています。
予選会では、500人がSASUKE本戦の会場となる緑山スタジオに集められ、過酷な体力勝負で上位3名のみに本戦出場の切符が与えられます。
↑予選会の模様
種目は5種目
①エンドレス腕立て伏せ(500名中100名通過)
②持久走(100名中40名通過)
③パワー対決(40名中20名通過)
④タイマンビーチフラッグ(20名中10名通過)
⑤本番セットを使ったタイムトライアル(上位3名が本戦出場決定)
というのが、通例となっています。
この予選会ではSASUKEに必要なアスレチックの技術や腕力はほぼ意味を成さず、とにかく最強のフィジカルとメンタルと運を持つ選手を発掘する企画となっています。
その他の選考
一般オーディションと予選会が主な選考方法ですが、それ以外の選考もあります。近年で代表的なものを紹介します。
・タレントオーディション
芸能事務所に所属しているタレントだけを対象としたオーディションです。
実施種目は一般オーディションとほぼ同じで、
・実技(クアッドステップス、トランポリンジャンプ)
・30秒自己アピール
・腕立て伏せ100回
・面接
となっており、選考基準も一般オーディションとほぼ同じと思われます。
お笑い芸人、俳優、ミュージシャン、ダンサー、グラビアアイドルなどさまざまなタレントが参加しています。
↑タレントオーディションの模様
・SASUKE甲子園
SASUKE2023第41回大会で実施された選考で、高校生のみを対象とした予選会です。
SASUKE出場希望の高校生は自分が通っている学校から3人1組のチームを作り、学校対抗の競技を勝ち抜いた1校3人が本戦に出場できます。
オーディション、予選会とは別枠での応募となり、SASUKE甲子園の開催が発表されると公式ホームページから応募できるようになります。
書類選考を通過した8校が緑山スタジオに集められ、SASUKE甲子園オリジナル競技で対決します。
種目は、
1回戦:SASUKEリレー
手押し車、おんぶ走、雲梯の3種目からなるコースを1人1周しタイムを競う
2回戦:SASUKE我慢比べ
ぶら下がり我慢比べ、腹筋我慢比べ、ジャンプ我慢比べの3種目にそれぞれ各校1人ずつが挑戦し、先に2勝した高校が勝利
決勝:本番セットを使ったタイムトライアル
となっています。
自校から応援団20人以上を集めることが参加条件となっており、応援団やチームメイトを集める統率力やカリスマ性も重視されているように思います。
3人の総合力が重要で、1人の実力者と寄せ集めの2人という構成では突破できない構成になっているのが特徴です。
・ファンミーティング枠
SASUKE2022第40回記念大会、SASUKE2023第41回大会で採用された選考方法です。
SASUKE放送日の放送終了直後に生放送で行われるSASUKEファンミーティングにおいて、レジェンド選手が推薦した選手は無条件でオーディションを受けられるというシステムです。
SASUKE放送日の1週間から10日前にファンミーティング開催が告知され、ホームページから応募できるようになります。
職業やアピールポイントを書いた応募書類をレジェンド選手たちが審査し、レジェンド1人につき2人推薦する形になっています。
レジェンド選手によって選考基準の特徴が出ており、誰からの推薦を狙うか狙いを絞って応募するのが攻略のカギとなっています。
推薦された人はファンミーティングオーディションを受け、それに合格すれば本戦出場となります。例年2名が本戦出場となっていましたが、SASUKE2024ではこの選考方法は実施されていません。
↑SASUKEファンミーティングの模様
以上が近年行われているSASUKE出場者選考になります。
最後に
1997年から始まったSASUKE。
番組開始当初から重視されているコンセプトがあります。
100人100種類の職業
名もなき者たちのオリンピック
普段、社会のさまざまな場面で活躍している人々が一堂に会し、それぞれのバックグラウンドで鍛えた身体・磨いた技術を使って魔城に挑む。
こういったコンセプトで作られているのがテレビ番組SASUKEです。
そして全ての人に扉は開かれています。
年齢、性別、職業は問いません。運動ができるできないも問いません。
全ての人にSASUKEに挑戦する、テレビに出演する、スターになるチャンスが与えられているのです。
私自身、まだ2ndステージまでしか進出したことがありませんが、初めてSASUKEに出た日、スターの瞬間、1stステージクリアの瞬間、その模様が地上波ゴールデンで放送された瞬間はどれも人生で最高の瞬間でした。
自分が取り組んできたこと、努力した成果がまさに「生きた証」として映像になって残るのです。
みなさんもぜひ応募してみてはいかがでしょうか?
人生変わりますよ笑
ということで、今回の記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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