片付けの効用

片付けも終盤、思い出の品々を整理していたら、新たに外国の紙幣が発掘された。

開かずの収納箱を開封するたびにちょこちょこ出てくるので、またか、と思いつつも、今回は紙のお金でけっこうまとまった量なので少し心が躍る。

数字や人物の顔が縦にデザインされたカラフルな紙幣にはSuisse の記載、スイスフランだった。スイスはEU非加盟なのでユーロには吸収されていないが、掘り出された紙幣は旧札、Wikipediaによれば中央銀行では現行紙幣に交換可能だが、現在スイス国内では流通停止という微妙な位置付け。

これ、日本でも替えてもらえるのか?と思ったら、確認したくてたまらなくなった(ここで片付け中断)。

街中の外貨両替の場所やら営業時間を調べてみる。
色々と発見があった。

市中の大手銀行はリアル外貨の両替を止めていた。街中なら両替屋さんか外貨自動両替機。自動両替機はコンビニの店内など結構便利な場所にあり、4通貨限定で小銭OKのものもある。すごい!両替屋さん窓口は紙幣のみ受付だが、レートはこっちのほうが多少良いみたい。

こうなったら替えられるものは全部替えたくなったので、かつて掘り出した諸々の外貨の中から対応可能なものを全部連れて行き、両替屋さん窓口と小銭OKの外貨自動両替機をハシゴすることにした。

結果、持って行ったものは無事全部両替できました!

旧札スイスフランはさすがに窓口での確認に時間がかかったけれどあとはすんなり。はじめての外貨自動両替機は見た目が駅の券売機みたいでとっつきやすかった。複数種類のコインをランダムに投入してもちゃんと分類してカウントされる。賢い。円換算金額は交通系ICなどの電子マネーにチャージできる。アメリカドル、ユーロ、人民元。どれがどれだけあったのかはわからないが、ランチ代くらいにはなった。

土産物に紛れて眠っていた外貨たちが片付いて気分的にすっきり。古すぎて損益がどうとかは全然わからないけれど、まあまあな額のお小遣いになった。

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