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もがき苦しむ日々。前例の無い戦い。

ウエールズ代表誘致のおはなし③

よしやるぞ!と言っても何から手をつけていいか全く分からない。
何しろ相手は世界。しかも国。日本の田舎の政令指定都市がどうやって戦う?
コネクション、無し。
予算、無し。
盛り上がり、皆無。
言い出しっぺとして日々悩む。
強豪国の首都と姉妹都市結ぶ?今更?
絶対に先行都市に負ける。
行き詰まり。

2002年サッカーワールドカップの中津江村カメルーンみたいな広告効果、レガシーはどうやって作る?

北九州市役所スポーツ振興課の正代さんの取り計らいにより、ラグビーワールドカップだけではなく、オリンピックのキャンプ地などの国際大会を誘致する有識者会議「大規模国際大会等誘致委員会」が発足。北九州商工会議所、北九州市体育協会などで構成。

会長には北九州青年会議所の兒玉理事長(役職は当時。私の盟友)が就任し、私は事務局長に就いた。

大会期間中の公認キャンプと、期間外に行う事前キャンプ。もちろんどちらも欲しい。

まず手始めに世界配信できる北九州市のラグビーPRショートムービーを製作。絵コンテ、のようなものを素人ながら夜な夜な描いた。

https://youtu.be/jkQKHs2Fffs


このショートムービーが世界の強豪国の関係者の誰かの目に止まれば!と藁をも掴む思い。
出来上がったショートムービーはDVDに焼いて、20か国ほどの在日大使館に持ち込み、本国のラグビー協会幹部に渡してもらうようお願いに回った。

そこで分かったのは、もう既に様々な自治体が在日大使館に直接営業をかけ、問い合わせが多く、正直迷惑してるという実態だった。

ワールドカップ組織委員会が調整する公認キャンプ地と違い、期間外に行う「事前キャンプ」獲得のレースは熾烈な争いに突入していた。

その後、組織委員会から各国への過度なアプローチを抑制するよう通達が出た。

さて、どうする?

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