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e-motorsportについて

※この投稿はグランツーリスモをよく遊んでいるただのゲーマーによる戯言です。

僕はここ2年弱、時々やらない時期もありながら、グランツーリスモのスポーツモードでヒョロヒョロ走っています。(実質1年くらい?)

ありがたいことに、大会にも出させていただいたり、同じゲームをプレイしている方と少しばかり交流もさせていただいています。

正直、スポーツモードをやり始めた時には想像してなかったことが沢山あり、自分でも驚いてます。

自分がやるようになって、もちろん大会も視聴者として気にするようになり、追いかけるようになりました。

まだまだぺーぺーの僕ですが、そんな中でも色々と考えてみたことはあります。
そのぼんやりとした感想などを徒然なるままに書き連ねてみます。
「んなこと知ってるわ!当たり前だろ!!たわけが!!」
「甘いわ!!舐めてもらっちゃ困る小僧!!」
と、思う方もいると思いますが、最初の注釈に免じてお赦しを。


①きっかけって大体こんなもんだったりする。

こういう何気なく始まる「やり込み」って、必ずきっかけがあるもの。
それは、最初に出した「結果」がどうであるかが1番重要だったりします。

人間は、どんな環境かは問わず、1番初めの結果が想定よりも良ければそれだけでモチベーションなんて勝手に湧き上がる、単純な生き物だと思っています。

つまり、「自惚れ」が重要な訳です。

この頃、言葉にしないだけでまあまあ自惚れてました。

もちろん、志高く0から始めて、鋼の意志で強く上り詰めている方もいらっしゃるとおもいます。尊敬の念に尽きます。

ただし、グランツーリスモの場合、「ゲーム」であることには変わらないので、「楽しくなっちゃう」の感覚が何よりもモチベーション、やり込みたくなる衝動に駆られやすいのです。

「あれ?オレ意外と行けんじゃね?」

こう思うことは、後々は恥ずかしいですが、思っている間は恥ずかしくありません。自惚れはモチベの源です。心の中で誇りましょう。


②ところがどっこい(視聴者感想)

(こういう文章だと、大体この後に自分の実力不足を痛感して、一歩一歩上っていくものになりますが、僕はまだ全然見上げる立場なので方向転換します。)


こうして、晴れてGTのスポーツモード、e-motorsportに興味を持ったわけですが、ここで僕はこんな感想を持ちます。

「なんかそんなに注目されてないな?」

これが第一印象です。

現実では世界でも日本でもそこそこの水準のファンがいるモータースポーツ。
他のスポーツとの特異性のおかげで、独自のジャンルを確立しています。

ところが、e-motorsportはまだまだ注目度が低いと言わざるを得ません。

確かに、生まれてから10年も経っていないジャンルで、「まだまだこれから!!」の可能性も大いにあります。

しかし、他のe-sportジャンルであるFPS系や格闘系のゲームは瞬く間に世界中でプレイされ、億越えの賞金もあるほど、認知度は高いです。
—————夢がありますね。すいません、本音が出ました。

なぜ、この差があるのか?

難しいから?→僕はFPSの方が難しいです。

機材が高いから?→純正コントローラーでもめちゃくちゃ速い方は沢山います。

レースゲームだから?→ヒントがありそうです。

なぜ注目度が低いのか、それは単に「目に入ってこないから」というのが大きな理由だと思います。

「目に入ってこない」のは、「表示がされない」と、「視線が注目しない」の2つに分けられる気がします。

ここに「マリオカート」というゲームソフトがあります。

最強レースゲーム、MK8DX

最新作「マリオカート8DX」は、発売からなお、売れ行きを伸ばし続けるモンスターソフト。
現在「世界で1番売れたレースゲーム」として爆発的な人気を誇ります。

「レース」という単純なシステムの中にも多彩なアクションや革新的なシステム、更にはド派手なショートカットまで、様々な要素が組み合わされています。

とにかく、見栄えが良いです。映像も面白くなる。

やり込んでいる方は、アイテムの使い方や走り、その奥深い立ち回りなど、決して「完全に運ゲー」とは言い切れないものを見せています。
(実際、このゲームの大会の最上位はあまり変わっていないようです。)

とにかく、他の人気ゲームも「第三者から見ても面白い」ものが多い。
そういうものはYouTubeの動画や、ライブ配信などでも確実な人気を集めています。

では、e-motorsportはどうでしょう?
「速さ」のみでほぼ全ての要素が決まってしまう、ある意味では「ストイック」な仕様です。

e-sportとして他のゲームと戦っていくにはあまりにも「地味」です。

マリオカートで例えたら、「タイムアタックしか存在しない」みたいなものでしょうか。
さすがに繰り返し観る気はしません。

ここで、現状の「矛盾」にぶつかります。


③ リアルであることの功罪

太いリアタイヤがたまらんMP4/4


とにかく近年のリアル系のレースゲームはリアルです。
グラフィック、挙動、バトルの駆け引きなど、現実のモータースポーツとも大差がないものになっています。

ただし、これも一長一短です。

現実のレースを思い出していただけたら、と思うのですが、「つまらないレースはとことんつまらない」のです。

世界最高峰のF1でもダレるレースはとことんダレます。

さらに、個人戦となると車もほぼ皆同一車種。 推しがいない第三者視点では「正直、誰が勝ってもどうでもいい」という状況になるのも仕方がありません。


もちろん、大きなメリットもあります。

リアルになったことで、現実のモータースポーツとのギャップが縮まり、リアルレースのドライバーが生まれたりしました。
自動車系エントラントの方々も積極的に参加をされることが増えたおかげで、JEGTという新たなモータースポーツのカテゴリとなり得るレースが誕生しました。

このように、リアルのみを追い求めていくと、ゲームという「親しみやすさ」が薄れていく、というジレンマに遭遇します。


④じゃあどうすりゃ盛り上がるのさ


すみません。アイデアマンではないので、革新的なものは何も思いつきません。土下座です。

ただし、現状「やってみないとわからない」というのが1番の問題のような気がします。

やってみないと自惚れられない。ということは、やってみようと思われなければ見向きもされない。

ということは、盛り上がるには「まず、注目されること」「注目され続けること」が必要になります。

どんなに面白い内容のゲームでも、ティザーで何も発表しなかったり、長い時間音沙汰なかったりすると、自然と注目度は下がり、熱が下がっていきます。

とにかく短いスパンで面白いものを残す。そしてそれをなるべく多くの人の目に触れられるようにする。そうすれば、次第に「やってみたい」という欲が生まれていくのだと思っています。

その為には、「レースの内容」という、不確定要素のみに頼るのではなく、誰もが楽しめるシステムの構築が必要です。

これが果たされれば、

観る

やってみる

自惚れる

やりこむ

が完成し、ゲームのプレイ人口、そしてその後のe-motorsportのアクティブ人口は増えるはずです。


⑤まとめた感想

今回、頭の中のぼんやりとしたものを言葉に残してみたら、「面白いものをつくるって大変だなぁ」と改めて思いました。

そうしていく中で、僕個人としては、
「e-motorsportは、リアルに縛られてはいけないんじゃないかなぁ」と思います。

まだまだ人口も少ない中で、バーチャルとリアルの結びつきだけを考えると、少し息苦しさを感じざるを得ません。
僕自身が「サーキットを走る・レーサーになる」ということに興味がないからなのかもしれませんが、少し宣伝文句が一方的な気がしています。

バーチャル特有の面白さを育てることは、未来の発展の種を育てることのような気もしています。

ただし、今回書き連ねた内容は、完全に個人の頭の中というだけで、原因は全然違うかもしれませんし、実はもう盛り上がる軌道に乗っていて、僕の予想とは違う姿で明るく盛り上がっていくのかもしれません。

個人的には「ただの車好きの少年」でしかなかった身として、偶然にもこうして自動車文化の発展を身近に感じられることはとても嬉しいですし、更に大きくなって信頼されれば嬉しいことこの上ありません。

まだまだこれからの大きな発展があることを祈りつつ、今日もグランツーリスモをプレイしていこうと思います。

なっっっがい戯言、読んで頂きありがとうございました。

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