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【ゆっくり解説】2022年話題になったゲームについてゆっくり解説

霊夢「ゆっくり霊夢と」
魔理沙「ゆっくり魔理沙だぜ」
魔理沙「今回は、2022年最も話題になったあのゲーム、【蒸気の時代】について解説していこうと思うんだぜ。」

???「と思っていたのか」

!?


蒸気の時代の話だと思ってクリックしてしまったようだなこの蒸気の時代ジャンキーどもめ!!!!!
しいたけはいつまでも蒸気の時代の話ばかりしてるきのこじゃないんだよ!!!!

ということで今回はしいたけの2022年話題のゲーム【フリーゼマテンテン】について紹介していきます。

◇フリーゼマテンテンとは何なんなのか

フリーゼマテンテンとは1998年にフリーゼ・フリードマンがこの世に生み出してしまった謎カードゲームで、今は絶版となっています。
概要としては、市場に出されるカードを競り落とし自分の場に置くことで、お金を稼いだり相手を妨害したりするゲームです。

◇カード概要

カードは4種類あり、プラント、リンク、名声、アクションとなっています。

『プラントカード』は生産フェイズの時にお金を生産してくれます。
『リンクカード』は自分や他プレイヤー、他のカードにくっつけることによって効果を発揮するカードで、効果は良かったり悪かったり色々あります。
名声カード』は勝利点カードで、他のカードに比べて勝利点の多いカードのことを指します。
アクションカード』は、自分や他プレイヤーに回数制限付きで効果を発揮するカードで、強力なものが多かったりします。

またカードの見方なんですが、

①タイトル
②絵
③生産数、アクション数
④最低落札金額
⑤勝利点
⑥カード効果

となっています。

③のところに数字が書いている場合はプラントカードの場合は生産フェイズでの生産数、アクションカードの場合だとアクションできる回数だったりします。
⑤の勝利点は黒だとプラス点なのですが、赤だとマイナス点を表しています。ちなみにマイナス点のカードは、マイナス点×$5を支払わないと基本的には破棄できません。
それ以外にも色々なアイコンが書いており、使用できるフェイズだったり、特殊な効果を持っていたりします。

◇フリーゼマテンテンのルール概要

フェイズは4つに分かれており、1人のプレイヤーが40勝利点に届くか、もしくは山札が2回切れるまで続きます。

1.カード補充フェイズ
カードが市場に人数+2枚になるまで補充されます。オークションで誰にも競られなかったカードは前のラウンドから残り続けています。
2.アクションフェイズ
前のラウンドで一番最後にカードを落札した人から時計回りに好きなだけアクション、リンクカードを発動します。
3.オークションフェイズ
カードを山札に近いところから1枚ずつ競りを行います。カードはいくらからでもせれるわけではなく、カード個々に最低落札金額が設定されており、それ以上の金額をコールする必要があります。
パスした場合再び参加することはできず、最後の1人になるまで競を続けます。競り落としたプレイヤーはカードを自分の場(帝国)に置きます。
誰にもせられなかったカードは次のラウンドまで残りますが、2回誰からもせられなかったカードは捨て札置き場に行き、山札が尽きた時に、捨て札のカードが山札となります。
4.生産フェイズ
このフェイズでプラントが生産を行い、お金が補充されます。プラントを全く持っていないプレイヤーでも基本的に$30が毎回補充されます。
このフェイズで40勝利点以上のプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーの勝利となります。

◇このゲームのやばい点

聞いてる感じは結構普通のゲームなのですが、このゲームが最も変なところは入手方法にあります。
カードは200種類あるのですが、新品だとしても本体と付属している拡張パック2つで合計180枚しかありません。実はこのゲーム、カードの種類はランダムに入っているため200種類揃うには買い続けるか、他の人とトレーディングするしか方法はありません。
発売当時ならまだしも、発売から25年がたつ現代で200種類フルコンプリートすることはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。買うなら、200種類全て集まっているフリーゼマテンテンを購入した方が良いと思われます。

またこのゲームはカード効果が酷かったり、ユーモアが詰まった絵だったりが色々あるのでいくつか紹介します。

[No.52 チェルノブイリ原子力発電所]

完全にアウトですねこれ。フリーゼが原子力発電所大好きなのはなんなんですかね。
生産能力としてはプラントカードの中ではトップクラスに高いのですが、勝利点が-99点なのでこれを持ってゲームに勝つことはできません。

[No.67 ドイツ鉄道]

ドイツ鉄道と書かれてて絵がトロッコなのが最高ですね。チェルノブイリ原子力発電所と違って10勝利点ついているのですが、毎ラウンド$10払わなければならない赤字プラントとなっています。

[No.80 ドイツ連邦共和国功労勲章]

勝利点0点というところがなんとも皮肉が効いてていいですね(詳しく知らないですが)。

[No.94 グリーンロータス]

どうみてもMTGのブラックロータスです。本当にありがとうございました。

[No.139 決闘]

効果がエグいカードなので紹介しました。
2人のプレイヤーを指定して、プラントを賭けた1度だけのブラインドビット競を強制的に行わさせます。
勝った方はブラインドビットに使用したお金を支払い、プラントを守れます。
負けた方はブラインドビットに使用したお金は守れますが、プラントは破壊されます。
絶対やりたくない競を第三者から強制されるの酷くないですか・・・?人の心とかないんか?アクションカードは結構こんなカードが含まれてて友情を破壊していきます。

[No.171 バイアグラ]

見た目も効果も終わってるので最後に紹介します。
任意のカード1枚を好きなだけプレイすることが可能となり、その後このカードとそのカードは破壊されます。
先程の決闘のようなカードを破壊させるカードと組み合わすことで、原始時代までゲームを戻すことができる最低最悪のカードです。
このカードを競り落としたプレイヤーを他プレイヤー全員でタコ殴りにしましょう。

◇リメイク

これだけ書いてるのに遊べねーのかよ!と思われているかもしれませんが、実は2010年にAmigoから再販されており、カードの全体枚数は拡張と合わせて120枚と少なくなっていますが遊ぶことはできます。
ルールが少し変更しているらしいですが、入手難易度も低くなっているので、気になっている方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

◇その他

フリーゼマテンテンってどんな意味なの?と思ってる人がいるかもしれませんが、ドイツ語で【イタズラをする】などの意味を持つ【Fisimatenten】を捩って『Friesematenten』になったそうです。
元々のFisimatentenも昔フランス兵がドイツの少女達をテントに誘う時に「visite ma tente」と言っていたのが由来だそうで、やっぱりろくでもないゲームですね。

200種類から60枚を選んで遊ぶのでバランスがたまにメチャクチャになったりすることもありますが、毎回ゲーム展開が違いまだ見ぬコンボが決まったりとリプレイ性に飛んだゲームとなっているので、気になった方はしいたけに言ってくださいまし。一緒に遊びましょう。

ということで、2022年度のボードゲーム紹介アドベントカレンダーはしいたけで終了となります。
ここまでつないでくれた皆様と、主催していただいたぐらさんに感謝です!

また来年もよろしくお願いいたします〜!!!

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