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「これは使える!みんなのナッジ」9月号:健康アプリ(ポケットセラピスト)で、生産性向上(塩野義健保組合)

【あらすじ】地域保健・産業保健の月刊誌「へるすあっぷ21」(法研)で2021年4月から連載が始まった「これは使える!みんなのナッジ」。青森県保健所・竹林紅所長と私が全国のユニークなナッジの実践を紹介します。

ケンコム

 日本は労働生産性が低く、社会全体の課題です。塩野義グループでは従業員への調査により、肩こり・腰痛がパフォーマンス低下の一因と推測されました。これを予防・改善するため、健康アプリ(ポケットセラピスト®)を導入しました。このアプリでは、ユーザーが指名した専門家がいつでも親身に助言するシステムです。同じ内容でも、「誰が言ったか」によって、相手の受け止め方が違うものです(メッセンジャー効果)。IT化が進んだ現代だからこそ、人間同士の温かさが感じられるナッジが機能したのかもしれません。

 この成果も含めた詳細は、インタビュー記事英語論文にてご覧になれます。

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