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「これは使える!みんなのナッジ」10月号:コンビニでヘルシー食材を選びやすく(台東病院)

【あらすじ】地域保健・産業保健の月刊誌「へるすあっぷ21」(法研)で2021年4月から連載が始まった「これは使える!みんなのナッジ」。青森県保健所・竹林紅所長と私が全国のユニークなナッジの実践を紹介します。

ケンコム

 台東区立の台東病院・老人保健施設千束((公社)地域医療振興協会が委託運営)が、同協会ヘルスプロモーション研究センターや女子栄養大学と協働した 「地域ヘルスプロモーション病院の活動」が、厚生労働省「第8回健康寿命をのばそう!アワード」で健康局長優良賞を受賞しました。その活動の1つ、院内コンビニで健康的な食品を選びやすくするためのナッジを紹介します。

 このコンビニでは、無糖飲料(水・お茶・ブラックコーヒー、砂糖不添加の野菜ジュース等)を手に取りやすい場所に配置するなど、複数のナッジを設計しました。その結果、無糖飲料の売上が増加しました。空腹時、人は直感的な行動をするため、手に取りやすい場所に置いてあるものを選びたくなる心理に沿った設計と言えそうです。

 この実践は論文化されています。詳しくは、こちらからどうぞ。

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