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「これは使える!みんなのナッジ」12月号:漫画を使った受動喫煙防止広報

【あらすじ】地域保健・産業保健の月刊誌「へるすあっぷ21」(法研)で2021年4月から連載が始まった「これは使える!みんなのナッジ」。青森県保健所・竹林紅所長と私が全国のユニークなナッジの実践を紹介します。

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 喫煙者の多くは何度も禁煙指導を受けている一方、タバコ産業による強烈なプロモーションにさらされ、禁煙したくても前に進めずに苦しんでいます。そのため、喫煙者へのアプローチにおいては、相手に「どうせ無理」という感情が起きないような工夫が必要です。丸井健保では、「受動喫煙防止」と達成可能な目標を設定し(Easyナッジ)、周囲の健康被害(Socialナッジ)を人気漫画(フリー素材)の会話の中で紹介(Attractiveナッジ)しました。喫煙者は自分の喫煙の正当化はできても、他人に被害を与えていることは看過できないものです。科学的根拠に基づく内容は敬遠されがちですが、最初に相手の心の武装解除をしてから本題に入った(Timelyナッジ)ことで、「これならできるかも」と肯定的に受け止められたと考えられます。

詳しくは、へるすあっぷ21の12月号をお読みくださると嬉しいです。

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