エリーさん

東京大学 大学院工学系研究科都市工学専攻 修士課程 修了(工学修士)。ジャーナリスト。…

エリーさん

東京大学 大学院工学系研究科都市工学専攻 修士課程 修了(工学修士)。ジャーナリスト。日本ペンクラブ会員。ボルドーワイン騎士団「コマンドリー」受章(2003年)。『山を買う』(山と渓谷社)など著書多数。『月刊文藝春秋』『週刊サンデー毎日』『ワイン王国』『週刊ダイヤモンド』等寄稿。

マガジン

  • 『山を買う』 キャンプ時代に知っておきたい山林購入

  • 槍ヶ岳に魅せられた芥川龍之介

最近の記事

TV業界をぶっこわしているのは誰か?

TVを見ないからこそ、TVのよくないことは耳にする。 TV局は放送ライセンスをもつ。そのために、利権が発生する。 TV放映の枠を広告枠として売り、そこに広告代理店も群がってくる。出演者を送り込みたい芸能事務所やモデル事務所も入りこもうとする。 TV局マンは、いつしか権力を背景に、それが個人の実力と勘違いする人も現れ、 ときどき事件が発覚して報道でさらされる・・・・ 誰にでも好き嫌いあるし、なかには「生理的に受け付けない」という目立ちたがり屋がTV画面にでてくると、ますますT

    • 都立日比谷高校の定員割れの意味するところ

      高校入試の常識が、学力低下を加速しているという。 すでに今年の都立高校の入試は終わっているが、一般入試の前までに推薦で進学先を確保したい生徒や親が増えている。 要するに内申書と自己推薦文、面接などで早めに合格を確保したいというわけだ。入学試験で合格点を取るの大変そうだから、という理由も大きいらしい。 とにかく入試の回数を減らしたいらしい。 都立高校でも推薦枠は内申点が重要視されるため、日頃からの学習成果を求められ、中学3年になってから成績をあげても間に合わない。 地道に努力

      • Z世代の「ガチャ」発想とは・・・

        Z世代のガチャ発想とは・・・ ゆとり世代とかぶるのだろうが、こういうネーミングもつまらない。 で、「ガチャ発想の話」をテーマにしよう。 とある編集者から「親ガチャ」ならぬ「東京23区ガチャ」の話を聞いた。 「親ガチャ」の発想がゲーム感覚で、 「リセット」も「パルプンテ」や「ゾルトラーク」も同じような呪文として唱えるのがZ世代のように思える。 まあ、例えなので、キャッチーなほうがいいのだろう。 親ガチャでハズレやアタリがあるのか、それもどういう基準なのか? ほぼ自分勝手な価値

        • 出版もTVも面白いものがなくなったのは・・・不適切にもほどがある!? 軽くていいの?

          書籍もテレビも面白いものがなくなったと言われて久しい。 出版業界は斜陽産業だといわれ、テレビ番組はつまらなくなり、オワコンと言われる始末。 先日、知り合いの動物カメラマンが大いに嘆いていた。 撮り下ろしの仕事がなくなり、 かつての作品から貸し出しすることが増えたものの その金額では生活はできないという。 写真家の廃業が増えたのは、デジタル時代になってだ。 フィルムからデジタル写真が普及するのはあっという間だった。 デジタルの一眼レフカメラが高値だった頃、 人気があったの

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        記事

          亀井聖矢さんのモメンタム・ピアニズム

          亀井聖矢さんのモメンタム・ピアニズム

          音楽のトレンドはSNSの影響が大きい

          音楽のトレンドはSNSの影響が大きい。 ある調査による結果だという。 ヒットする、バズる曲の要素は、 ①曲の善し悪し ②他人が聞いている(認知度がある)曲 この2つの要素が大きいといわれる。 曲の善し悪しは当然だろうが、 自分がいいと思う曲を他の人が知っていることが ヒットする要因としては大きいのだ。 「いいよね、この曲」 「うん、いいね、この曲好き」 SNSというか、多くの人に共有できるかどうか。 ネット時代なら国境を越えて多くの人に届く。 マーケティングでもやっ

          音楽のトレンドはSNSの影響が大きい

          大学の総合図書館で雑誌を読み耽る

          調べ物があって大学の図書館に立ち寄った。 研究関連も含めて何冊か調べていたが、予約したついでに 雑誌コーナーにも立ち寄った。 文芸誌を何冊か手にして中で 真山仁さんの新連載は面白かった。 (第2回目から読んだので、前月号に戻って読んだのである) 坂東玉三郎さんとの交流をエッセイにした内容だった。 図書館でランダムに読むのは、意外な発見がある。 たまに、こういう時間が持てるといいのだけれど・・・・ 野田秀樹さんの新作が掲載されているのを読みたかったので 文芸誌をあさって

          大学の総合図書館で雑誌を読み耽る

          編集者は「絶滅危惧種」か。

          「昔は・・・」なんていう言葉はベテラン世代からよく聞いたものだ。 しかし、心の中では「今は時代が違うからなあ・・」と思っていたのも事実。 書籍関連の仕事をしていると、版元によっていろいろな編集者と一緒に仕事をする。経験上の話だが、割と名の通った出版社の編集者には外れは少ない。ただし、離職率の高い版元はやはりダメな編集者が多かった気がする。 要するに、編集者とは名ばかりで、編集ができないのである。 編集という仕事は、例えば雑誌であれば、担当誌面をどうプロデュースするか、 ひ

          編集者は「絶滅危惧種」か。

          地方の空き家活用はどう解決するのか?!

          地方の空き家活用はどう解決するのか?! その課題に関しての取材記事です。

          地方の空き家活用はどう解決するのか?!

          新潟に移住した不動産マンが明かした“地方空き家”の実態と課題解決の道筋

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          「オンライン診療」どこまで浸透してる? 「いずれ対面診療以上の医療提供も可能に」専門家の見解

          「オンライン診療」どこまで浸透してる? 「いずれ対面診療以上の医療提供も可能に」専門家の見解多くの人が一度は耳にしたことがある「オンライン診療」。スマホやパソコンを介して自宅にいながら受診でき、診療後には薬が自宅まで配送される。忙しい現代人には願ってもない医療サービスだ。コロナ禍以降、導入する医療機関も増え、専用のアプリケーションも続々登場している。 記事を執筆してのあとがきみたいな感じですが・・・・オンライン診療について寄稿しましたが、取材してみてその可能性に驚き、期待を

          「オンライン診療」どこまで浸透してる? 「いずれ対面診療以上の医療提供も可能に」専門家の見解

          大学のいま

          2月は少し静かで寂しい印象がある本郷キャンパス。 学部生や院生は卒論や修論を提出し、卒業までのわずかな学生生活を満喫できる時期になるが、かつてのように卒業旅行へ出かけることは当たり前ではなくなったようだ。  食事会や謝恩会も規模を考えて企画されるのだろう。 コロナ禍ですっかり変わってしまった感がある。それでも学生は学び、研究をつづける・・・先日、女子高校3年生が3人とある研究室を訪問していた。私立の高校〜大学への内部進学がすでに決まっているとのこと。大学院では東大に来たいの

          大学のいま

          学び直しではなく、研究のための大学

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          中国などの外国資本が「水源地の山林」を買っているという噂は本当か

          中国などの外国資本が「水源地の山林」を買っているという噂は本当か

          兵庫県で東京ドーム9個分の山林を購入し、理想のキャンプ場づくりに燃える20代夫婦

          兵庫県で東京ドーム9個分の山林を購入し、理想のキャンプ場づくりに燃える20代夫婦

          なぜいま山を「買う」ことがブームなのか

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