Z34にエアサスをDIYで取り付け
こんにちは!GOです!
今回は、「エアーサスペンション」をDIYで愛車に取り付けたので、記録も兼ねてまとめていく。
今回購入したエアーサスペンション(以下、エアサス)は、
Roamairさんのエアサスキット。
Roamair日本代理店:autoteile-uezono.com
Z34用、2コンプ5ガロンタンクのキット。
注文当時(2023/02)、強度試験成績書も入れてこみこみ ¥311,000
某有名エアサスは四独仕様だと軽く80万円は超えるのでRoamairの値段は破格だ。
注文から12日後に到着。輸入にしては早い。
手に入れてまず最初の印象が、「明らかに品質が良くてカッコイイ」
マネジメントやコントローラーのブラッシュドブラックのようなアルマイトの質感や、ショック、エアバッグのしっかり感。組み込みに必要なパーツもほとんど含まれていて、配線やホース、リレーも信頼出来そうな雰囲気。
とても30万キットとは思えないほどしっかりしていてびっくりした。
キット内容が確認できたところで、まずはコンプレッサーやタンク/マネジメント系をどうするか。
現車に置いて色々考えてみる。
Z34だとシート後ろと補強バーのすぐ後ろの位置で5ガロンタンクがちょうど良く収まったので、マネジメントは見せ位置に、コンプはトランク下に隠す感じで進めていこう。
このまま組み込んでもかなりカッコイイ雰囲気だが、より個性を演出するためにタンクをカスタムペイントしていく。
中に塗料が入らないように穴は塞いで、下地ブラック→ラメ→クリアを塗装
マネジメントも、平置きだと芸が無いのでMDFで台座を作って斜めにマウント。
タンクも付属金具ではなく、黒い縄で縛ってどことなく「和」っぽいテイストを入れてみた。
これだけでめちゃめちゃカッコイイぞ…!
車体組み込みにあたり、(動作テストも早くしたいので)電線類から始めていく。
コンプレッサーは大電流が必要な機器なため、その辺の電源から分岐するのではなくて、バッテリーから直に(キット付属の)赤い極太ケーブルで引っ張ってくる。
また、コンプレッサーの作動はエンジンがかかっている時のみに限定したい(バッテリー上がり防止)ので、リレーに流す信号はイグニッション電源から引っ張ってくる(画像青い線)
Z34の場合、都合よくバッテリーの近くにIG含むヒューズボックスがあり、助手席足元に出るグロメットもすぐ近くにあるので、バッ直とIG電源はあっさり車内に引き込むことが出来た。
そのまま助手席側の内張りの中を通して、コンプレッサーを配置するトランクエリアまで
この時、バッ直線はショートすると大変なことになるので、ダメージが入りづらいルートで、しっかりと固定しながら流してくる。
外も暗くなってきて、コンプレッサーとタンク周りも載せて動作確認&リークテスト!
といったところで問題発生。
フィッティングの取り付け不良により、高圧のエアーが塗装をまくってしまってせっかくのカスタムペイントが砕ける。
1敗。
初挑戦にはミスもつきものなので、気を取り直して塗装修正。
このまま同じ色に塗り直しても面白くないので、やってみたかったグラフィティロゴのカスタムペイントに方向転換。
なかなかカッコよく復活したが、あの位置にタンクを置くならやはり塗り直す前の紫一色の方が好みだったな…と。
というわけで
急遽タンクを買い足し、グラフィティロゴタンクはサブタンクとして別の場所に載せることに。
トランク下の車載工具なんかが入ってる発泡スチロールの所を剥ぎ取って、クッション材でざっくり形取り。
MDFを切り出して
配置検討。。。
まぁこんな感じかな。
黒く塗ってカーペットを敷いて、各パーツを固定してこんな感じに。
買い足したタンクを最初と同じ色に塗装して組み付け。
結局荷物載らないトランクになったけどカッコイイのでヨシッ!!!
次はショックとエアバッグを車体に組み付けて、エアーのホースを通していく。
(画像に写ってる1番左の耐熱バンテージは結局使わなかった。)
浮かせて
フロントから
純正のショック+バネを摘出。
画像三枚目のスタビリンクが鬼硬かったが、パワーとラスペネで攻略。
ショックの長さを勘で調整して取り付け。
純正状態の画像を撮り忘れたが、リアも同様にショックとバネを交換。
こっちはショック上下のボルトナットと、ロアアームのナックル側のボルトを外すだけで簡単に交換できた。
(多分やり方良くないけど) タイヤにジャッキかけてエアバッグとショックの可動域を確認。
画像は全下げ位置
次はエアーのホースをマネジメントからエアバッグまで引き込む。
Z34の場合は、トランク底の右後部に程よいサイズのグロメットがあるので、カッターで穴を開けてそこから4本分車体下へ
気休めとして、腹下に出た部分のホースはコルゲートチューブに入れてく。
メンバーやフレーム、強化バー、ブレーキラインなどの可動しない かつ 高温にならない かつ フレームの1番低いところよりも上 のところに現物を見ながらホースを這わせていく。
アンダーカバーの中なんかに通していくと安心。
アーム類なんかの脚の可動域を意識しつつ、なるべく安全かつタイヤに干渉しないルートで、程よくホースの余裕を持たせてエアバッグへ。
マネジメント側にも4本ホースをつなぐ。
繋ぎ終わったら、全てのフィッティングに石鹸水をかけて簡単にリークテスト。
コントローラは、汎用のステーとマジックテープで操作しやすい位置に固定すれば。。。
エアサス取り付け完了!!!
今回取り付けたキット以外の足周り(アーム、ホイールなど)は全て純正だが、ここまで下がれば満足。
めっちゃ良い。
ショックの長さやエアー圧、減衰なんかは乗りながら調整していこうかな
(2023/03/14 追記)
出先で電磁弁周りが故障した時に備え、一般的な空気入れで各エアバッグに空気を入れられるように継手を増やした。
友人から聞いた話で、「トラブルに備え、エアーをマネジメントを介さずにバッグに充填できるシステム」を組むのが、街乗りエアサス車としての定石だそうだ。
「電磁弁は壊れるもの」という前提での組み方として、電磁弁に接続している配管全てにバルブを取り付け、機械式弁とアナログの圧力ゲージも平行して組み込む というシステム構成を採用するのが精神衛生的にも良いかと思ったので、また余裕が出来たら機械式弁も取り付けしようと思う。
また、コンプレッサー(またはリレー)が壊れる というパターンもよくあるそうだが、これについては、2コンプレッサーの構成かつ予備のリレーと工具(と予備のヒューズ)を車載しておくことで対応出来るだろう。
(2023/10/18 追記)
ショック調整、ホイールタイヤ変更、インナーフェンダー周りの調整も進んだので写真追加
フロントは下画像のところにエアバッグが軽く干渉するので、ハンマーなどでぶっ叩いときましょう
ホイールとタイヤ
--サイズ情報--
フロント
ホイール:WORK KH 19in 9J +25 (ワイトレ 35mm
タイヤ:NANKANG NS-2 215/35R19
リア
ホイール:WORK KH 19in 10J +28 (ワイトレ 50mm
タイヤ:NANKANG NS-2 245/35R19
ホイール/タイヤ選びの参考までに
(アーム類は全て純正)
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ナックル、アーム類も入れてキャスターとキャンバーも整えていきたい。
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