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コミュニティキャリアコンサルタントへの道

【ご報告】

 1年前の初受験から数えること4回目の挑戦で、国家資格キャリアコンサルタント試験にようやく合格することができました。
 この1年、相談者の方との対話を通して、時に励まし、伴走し、ともに憤り、幾度となく感情が溢れ出し涙を流される姿を目の当たりにし、自分の力不足に打ちひしがれながらも、気が付けば相談数が400回を超えるまでどうにかやってきました。
 『理論』と『実践』の繰り返しの中で、JCDA特有の‟経験代謝アプローチ”、キャリアコンサルティング協議会の‟システマティック・アプローチ”、それぞれの考え方を身体に沁み込ませていきました。
 この1年間の浪人生活で遠回りしたようですが、寄り道した分だけいろんな景色を見ることができました。今後のキャリアコンサルタント‟道”を進むための足腰を鍛えられたのと、いくつかのお役立ちアイテムを手に入れることができたと、前向きに捉えています。

 試験に受かることも大事ですが、目の前の相談者と向き合い、信頼関係を築き、自分でも気づいていない自己概念の‟ゆらぎ”や認知の‟ゆがみ”に気付いてもらい、それらを言語化する過程で行動変容を促すことができるようになること。それがキャリアコンサルタントの仕事です。ロール・プレイではなく、実践の中からしか、ほんとうのキャリアコンサルタントにはなれません。ここに現場を持つ人間の強みがあります。
 相談者ひとりひとりの言葉が、自分をスタートに立たせてくれました。ここからもう一度始めます。今後は就労支援だけでなく、中学生・高校生のキャリア教育にも関わっていきたいと思います。また昨今の新しい働き方やローカルキャリアの可能性にも興味を持ち、その他にもやりたい事が次々に溢れてきます。

 これから、地域に飛び出す「コミュニティキャリアコンサルタント」として活動の幅を広げるべく、さらに精進を重ねたいと思います。引き続き、諸先輩方の皆様のご指導ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年8月20日
永見 陽平

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