車の選び方

自己満で車の考え方について書いてみる。

2年前に車を買った。
車種はBMW X1。
ブランドで選んだわけじゃない。
自分の性格上好きなものにはこだわりが強い。

とりあえず車のこだわりのルーツを
書いてみようと思う。

BMW X1の前は日産のセレナに
10年乗り買い替えを考えていた。
元々スポーツカー好きで
ずっと日産の車に乗っていた。
理由はスカイラインが好きだったから。

子どもの頃に見た西部警察の影響は
かなり受けていると思う。
赤と黒のツートンカラーで車内には
コンピュータが搭載されていた。
めっちゃかっこいいーと思ったのであろう。
3歳の頃だと思うのであまり覚えていないが。

車の免許を取ったら
絶対スカイラインを買おうと思っていた。
一緒懸命バイトして頭金を貯めて
スカイラインを中古で買った。

スカイラインR32 GTS-4

GTS-4は最上位モデルのGT-Rから
ターボをシングルにしたもの。
あとはほぼ同じ仕様。だったと思う。
車を購入して初めて高速道路に乗った。
少しアクセルを踏み込むと他を
寄せ付けないようなターボの加速。

昇天した。

ドキドキとワクワクの気持ちが
入り混じった、なんとも言えない
高揚感が爆発した。
買ってよかった。と思った瞬間だった。

それがトラウマとなり今に至る。

基本的に車はスポーティーな走りと
スマートなデザインが好き。
これが基本になる。

車遍歴は
日産スカイラインGTS-4と
SUZUKIカプチーノ(オープンカー)
→日産キューブ→日産セレナ
そしてBMW X1に至る。

日産が大好きだった。
技術と走りの日産。
そのポリシーもデザインも走りも好きだった。
でも今はGT-R以外はほぼ乗りたい車がない。
保守的というか日本のミニバンブームが
そうしたのであろう。
デカくて広くて快適な車が主流。
あまりそういう部分に興味はない。

そして話は戻りセレナからの
買い替えの話になる。

とりあえず色々な車に試乗してみようと思った。
自分の中では
マツダの ディーゼルワゴン が本命だった。

どの車にしてもディーゼルモデルを買うことを決めていた。
理由はランニングコストを安くするため。
そんな時、BMWのディーゼルモデルの
試乗イベントを知った。
それも2日間車を貸してくれる。
思い出作りに借りる事にした。
BMWはアウトオブ眼中(古いか)だった。
理由は昔レンタカーでバイトしていた時に
ベンツCクラスとSクラス
とBMW3のセダンがありBMWは
あまり好きではなかった。
ベンツは日本車では味わえない快適な乗り心地と
ラグジャリーな車だったが興味はなかった。
今もそんなに興味はない。
BMWは走りはいいかもしれないが
全体的に硬い感じとチープな内装と
アクセルの感じが嫌だった。
これを乗るぐらいなら
日本車でええわーと思っていた。

でも、たまたま知ったBMWの試乗イベントが
あったので最近のディーゼルの乗り心地とか
フィーリングの勉強に乗ってみようと思った。
ちなみにデザインは自分の好きな感じの
方向性にはなっていた。
とりあえず一番安いBMW 1のディーゼルモデルに
乗ってみる事にした。

年季の入ったセレナで
BMWのディーラーに乗り付け、
BMW1を借りて乗り込んだ。
20年ぶりぐらいにBMWに乗った。
内装は適度にラグジャリーかつ
スポーティーな感じになっていた。
ええ感じだった。

そして、アクセルを踏んだ瞬間。
あの快感が蘇る。

ターボとディーゼルの力強さが合わさった
力強い加速。
キレのあるハンドリング。

スカイライン以来の昇天だった。

ナンジャコリャー!
そして、停止時にはアイドリングストップ。
ブレーキペダルから足を離し
アクセルを踏むまでの時間の絶妙な
タイミングでエンジンが再始動する。
これは車が好きな人がちゃんと作っている
車だなと思った。

これがBMWの一番安くお手軽なモデル。
恐るべしBMWとドイツのエンジニア。

ただ、BMW 1は車内が狭く家族と
キャンプなんてとてもじゃないけど無理。
そして上位モデルは車体がでかく値段も高く
無理だなと思った。
BMWのディーラーで担当してくれた
若いセールスマンはともて車好きで
「一番いい車はポルシェですよねー!」
とショールーム内で大声で言うような人だった。

すぐに意気投合。

ちなみに
最高の車はポルシェ911だと思っている。
またここでポルシェのことを書くと
長くなるので割愛。

試乗が終わり車を返却する時に、
借りた車は最高でBMWが好きになった事と
上位モデルは買えない事を伝えて
「思い出をありがとう」
と伝え帰ろうとしていたら
「X1っていう車あるんですけど
 乗ってみません?」と勧めてくれた。

ミニバンに10年乗りうんざりしていた僕は
次は絶対、
「乗用車のワゴンタイプ!」だと決めていた。
そして、また思い出作りという事で
全く買う気の無いX1に試乗してみた。

想像ではBMW1のエンジンに重い車体。
パフォーマンスも落ち、もっさり感満載で
まあ日本車よりは走るよ。的な
そんな感じをイメージしていた。

そんな妄想はあっさり打ち消される事になった。

乗ってアクセルを踏み込むとBMW1と
同じような加速とハンドリングだった。

あっぱれ!BMW。
あっぱれ!ドイツのエンジニア。

やっぱりドイツのエンジニアは
いくらRVでも走りには妥協してなかった。
ハンドリング、加速、エンジンストップも
同じフィーリング。
そして、奥さんにも運転させてみると
「セレナと違和感無く運転できる。」と

でも価格が高く買えないかなー
という判断だった。
でも間違い無くいい車NO.1になった。
BMWのセールスマンにお礼を言って家に戻った。

後日、マツダに試乗に行った。
本命のセダンタイプのワゴンとRVタイプの
ディーゼルモデルに試乗した。
本当によくできた車だった。
内装の精度も高く、走りも力強くよかった。
ただ、BMWにはほど遠い完成度だった。
全てBMWが完全に勝っていた。値段以外は。
担当者も車好きじゃ無くて
ちょっと上からだったし。。。

一番嫌だったのがアイドリングストップから
エンジンが始動するタイミング。

アイドリングストップからエンジン始動を
言葉で表すならば
BMWは「おっしゃー今から走るでー」という感じで
マツダは「エコなアイドリングストップしました。
さあ走りましょうかー」
という感じ。
簡単に言うと
マツダのアイドリングストップは気持ちが萎える。
でも、国産では一番の候補になった。

とりあえず後日、BMWに行って
車好きセールスマンにマツダの車のことを報告した。
商談とかじゃ無くて純粋に車の世間話をしに行った。
そして「やっぱりBMWはすごい車作りをしているね」
という感じの話をした。

そして、
「値段が同じくらいなら絶対BMW買うなー」と言った
一言に
「そこまで言われるなら僕頑張ります。」と言ってくれた。

ええっーーーー値引きしてくれんの!!BMWが!

たまたま決算月という事とセレナの状態が
よかった事あとは僕の中で芽生えた
BMW愛を含めて上司に掛け合ってくれ
少し頑張れば買える値段まで頑張ってくれた。
いや僕的にも結構がんばる値段かもしれない。。。
でも
担当の車好きセールスマンは値引きで
相当頑張ってくれた。

えっ俺BMWのオーナーになれるの!?。。。
人生とはわからないものだ。

あれよあれよというまに
今BMW X1を購入して今はBMWオーナーになった。
今はとても大切に乗り
少しでも汚れたらピカピカに洗車している。
キャンプに行って疲れていても
荷物を下ろすと洗車場に直行して洗車している。(笑)

走りもピカイチで
家族や荷物もしっかり運んでくれる
大好きな愛車だ。

という事で
車を選ぶ選択は
「車に乗る人の事を考えて作られた車かどうか」が
車を選択する時の基本になっている。
こだわって作ったものは
車では無くても本当にいいものが多い。

BMWは「駆け抜ける喜び」を
企業ポリシーにしている。
本当にそういう車を間違えなく作っている。

僕も仕事をする上で
ポリシーは大切にしていきたいなと思った。

今は、
BMW Z4とポルシェ911CarreraCblioletを
買うためにはどうしたらいいか
頭は一杯になっている。

ちなみに
担当してくれた
車好きのセールスマンは退社してしまって
今、僕の車の話を聞いてくれる人はいない。
彼が退職する時にショールームを尋ねて
最後の挨拶をした。
今は車関連の仕事はしていないそうだが、
たまに連絡をくれる。
本当にいい青年だ。

現在のBMWの担当者は
まったく連絡もなく相手にはしてくれない。
まあ、高い車買う人の相手で忙しいんだろう。
まあそんなもんだろう。
ビジネスのやり方としては収益が出るところに
集中する事は間違えでないので問題はない。

車好きなセールスマンの彼には本当に感謝している。
いい車と出会わせてくれてありがとう。
僕の車ライフがとても充実したものになりました。

車は本当に楽しいね。



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