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【ビギナー向けギター教室】 きっかけ 前篇

こんにちは、なっつんです。
覗きに来てださってありがとうございます。

週1限定で、駅前のレンタルスペースにて
初心者向けクラシックギター教室を開いています。
毎週月曜日の、午後のおやつ時〜夕飯タイムくらいの同じ時間帯をお借りして。
弾ける曲は、ポップスやクラシック曲。
ゼロからスタートする、ビギナーのための教室です。
「好きな曲をギターで弾けるようになりたいなぁ」を叶える場所です。
メロディーを弾いたり、コードを押さえてジャカジャカ和音を響かせたりできます。

わたしの教室の最大のポイントは、
Wantを大切にしていること。

プログラムや教本の通りに進めることは、
Must:やらなくてはいけない  
になりがちだと考えています。
いつしか、それが重荷となり、
ギターの練習が「義務=辛い作業」に成り代わることも。

一体、何のためにやっているんだろう、
できないし覚えられないし、上手くなってんのかな。
そんな苦痛を覚えたら、少しずつやる気が減退していきます。

もちろん、基礎知識やスキルを教わることは、とっても大切です。
同じくらい、わたしが大切にしたいのは、Want:やりたいという気持ち。
つまり、なりたい姿や未来の様子を具体的にイメージして言葉にするということ。

レッスン生には、自分の中にあるWantのパワーを掘り起こしてもらい、
ポジティブに、めきめきと上達して自分の人生を豊かにしていってほしい。

そのために、教えない指導法"コーチング"を採用しています。
コーチングとは、本来の自分の望みやありたい姿をありありと描くことで、次への行動が加速され、目標を達成したり人生を前向きに生きていけるようにするためのコミュニケーションスキルです。
ギターが弾けたら、どんな人生になりそう?というワクワクな問いかけをして、
気持ちを高めていきます。
心に重きを置いた、人生まるごと楽しめるギター教室でありたいと思います。

コーチングを使った問いかけ例がこちらです。

どんな曲が弾けたら最高?
それはどんな場所で?
周りには何が見える?
だれがいて欲しい?
その時、どんな気持ちでギターを弾いているのかな?
それが弾けたら、次はどんな曲に挑戦したい?
その頃には、きっとどんな曲も弾けそう?

こんな対話で、わくわくした空間をご提供しています。


さて、今日は、
なぜ私が、クラシックギター教室を開くことになったのか
を書こうと思います!
ギターとの出会いから、お話しますね。お付き合いいただけたら嬉しいです。


愛しのジョニーとギター


ギターって、かっこいいですよねー。
よく言われちゃいます。弾けてかっこいいですねー!と。
ギター弾ける人って、最高に魅力的で、
人としての深みも感じちゃいませんか?

構えられるだけで、かっこいーー!!

私がギターと出会ったのは、当時人気に火がついていたハリウッドスターの Johnny Depp ジョニー・デップ がきっかけでした。

中学生の時のこと。
洋画好きの友達に誘われ、映画『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』(2003)を観に行きました。
洋画にほとんど興味がなかったのですが、
彼の演技に一瞬で心を奪われ、洋画に目覚めちゃいます。

一瞬で魅了された映画『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』

その日以来、レンタルビデオ店でJohnny Deppの映画を借りては観る、の繰り返し。なんと!数ヶ月で、過去作品を全て鑑賞。
激しめのR指定(グロい方)もよく乗り越えた、私!

さて、お気に入りは『ショコラ』という作品でした。
(すごく良い作品です。良かったらぜひ!チョコ食べたくなります。)

ジョニーは主演ではなく助演でした。(多分
出演時間は短いのですが、作中、彼は、ギターを弾くんです。
悶絶するほど、かっこいい。
ギター構えているだけで、キュンキュンしちゃう

(…中学生の頃の私ですからね。「ふっ可愛いもんね」とお納めくださいね。)

ギターを弾くジョニー、それを傍らで愛おしそうに見るジュリエット・ビノシュ。甘美でオトナな映像美。生意気娘だった私は、神々しさすら覚えていた。なんて眩しい世界なんだ…と。


若きなっつんの心に、ギターが急浮上してきます。
もうなんというか、ジョニーはジョニーでかっこいいけど、
ギターってかっこいいな!?弾けるようになりたーーーい!!!
という気持ちが強くなっていきます。

ギターが弾ける自分を想像する。→ニヤニヤする。→無性にやりたくなる。

中学生。アコギを前に、敢えなく撤退。

そんなある日、セカンドハンドショップで、
中古のアコギ(アコースティックギター)を見つけます。8,000円でした。
親から前借りして、お小遣いで購入。
中学生にしてみれば、結構な額のお買い物です。

その他の準備を整え、自宅でいざ!弾いてみる。

でも!!!
指が!!!
痛い!!!

(T  T)

アコギは、スチール弦なので、痛くなりやすい。
とは知らず、なんの知識もなかった私。
何度か挑戦するも、痛すぎて弾けない。

ギターさえあれば弾けるようになるって思ってたのに。
あぁ、私には無理な楽器なんだろうなぁ。
みんなの指どうなってんだろう。痛くないの?

(T  T)

こんなはずじゃなかった・・・


そんな日々がしばし続いたのです。
一人で始めたから、やっぱり孤独。
結局、諦めてしまいました。
今思えば、アコギ触った人みんなが通るであろう、挫折でした。

クラシックギターに転向すれば違ったのにね。(指、痛くなりにくい。)
当時は、そんなこと知る由もなく、当然とも言える結果なのでした。

その後どうして、クラシックギターを弾くことになったのか。
ギター教室を開くまでに至ったのかを、次から書いていきます。

高校生。クラシックギターとの出会い

中学2〜3年の受験前、志望校を決めるために、
ある高校の学校見学へ。
なんと、クラシックギター部というのがありました。

当日、演奏見学があり、
過去の苦い挫折経験も過るも、とりあえず覗いてみる。

50人以上のギターを携えた高校生が大教室に集結し、
指揮者の合図で、音を奏でる。
演奏者の気迫と、熱量
見学者を飲み込んでいく、音の渦

会場にいたみーーーーーんなが圧倒された空間で、
若きなっつんも、御多分に洩れず、一瞬で心を鷲掴みにされます。

脇目も振らず、
「絶対にあの高校に入学してギター部でギターを弾けるようになる!」
と目ん玉に炎を宿し、迷いなく受験勉強に打ち込み始めるのでした。

こうと決めたら、猪突猛進な、若きなっつん。

その後、無事に志望校に合格し、入学。
クラシックギター部に入部することも叶いました。
「やっと弾けるー!」歓喜のなっつん。

部活の一斉購入で買ったクラシックギターは、それほど指は痛くなかった。
音も柔らかで心地いい。
練習も、周りの人と合奏もとにかく全てが新鮮。
何より、自分の上達が分かるから、楽しい!
最高のクラシックギターとの生活。

夏に行われる全国学校ギター合奏コンクールでは、
金賞や銀賞を獲り、仲間と感動を分かち合いました。
コンクール曲では、ソロパートも経験させてもらえて、
毎日を全力で楽しんでいた日々でした。

それは、ギターが繋いでくれたとっておきの青春。
大学受験を前に部活を引退を迎え、燃え尽きた感覚がありました。

その後は教員になるために、大学受験にシフト。
受験勉強一色の1年間を送ります。


大学。新歓で、気がつく。

無事、第二志望の大学へ入学!(第一志望は不合格…涙)
いろいろな学部が集まる、都内のマンモス総合大学へ。

そのため、新歓も盛んで。
桜の時期、外を歩けば、右からも左からも声をかけられ、
にこやかにチラシを渡され、
まるで有名人になったかのような気分!(全新入生がそんな気分だっただろう)
100m歩くだけで、雑誌一冊分くらいのチラシの山が手に入る。(大袈裟でなく)

無数のチラシを友達と検討しながら、
せっかくなので、各種サークルの新歓を転々とすることに。

テニス、スキー、演劇、こどもと遊ぶ会、テニス、

どれも楽しかったし、まだない引き出しを作れそうで魅力的。
そんな中で、
「クラシックギターやってみない?」
「ごはん奢るよ!」

とチラシを手に声をかけてきてくれた美しい先輩。

ごはん奢ってくれることよりも、
ギターという言葉に、思わず、
私「わたし、ギター部でした!」
と反応。

「えーーーーこの子欲しい!!!!」
先輩は喜んで、そう言ってくれた(記憶がある気がします)

そんなふうに言ってくれたら
そりゃ嬉しくなっちゃって、新歓にもいき、見学にも体験にも参加。

今まで合奏だけやってきたけれど、
そこで初めて独奏(1人で弾く)や
重奏(2人以上の少人数で弾く)の
魅力に心を動かされ、
わたしの中の眠っていたギター熱に火がつき、わりとすぐ入会!

まぁ、サークルだから部活よりゆるくてお遊び感覚かなぁ(失礼な)と
高を括っておりましたら、予想を超えてくる事態が私を待っていました。
さて、何が待っていたのでしょう。(後編へ続く〜

長くなってしまったので、続きは後篇に。
悪しからず….

Have a nice day!


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