見出し画像

note感想🌟 母に駆け寄ってくれたのは小籔さんだった時のこと



品川駅で母は、タクシー乗り場へと舞い降りた。

腰から下がまったく動かない母が、ひとりでタクシーに乗るのは、実はとてもむずかしい。


日常生活の中で当たり前のようにある不便。

岸田さんやご家族の様子で感動するのは、不便があるにも関わらず、明るく、楽しく、何事も無いかのように幸せそうに暮らしていること。



実際、東京では2021年のオリンピック開催をきっかけに、背の高いタクシーが増えていて、車いすから乗り移れないのだ。

並んでいる人が次々と乗り込み、ポツーンと取り残される母。

やっと乗せてくれるタクシーがきたが、車いすから降りるだけで、思ったよりも時間がかかる。


当たり前が難しい。大変。

それでも暗い顔はしない。

大変だけど、それでも生きているから。

強さってなんだろう。

生きるって、なんだろう。

不便でも、理不尽でも、大変でも。

それは障害ではない。

なぜなら、力をあわせて越えていけるから。

実際、岸田さんご家族は、越えていってる。

笑顔や感動を拡散しながら。

不幸は、心がつくるもの。

それなら、幸せだって、心がつくれるんだ。


まわりの人も声をかけづらいみたいで、母はひとりぼっちでドタバタしていた。

すると遠くから誰かが、母をめがけて、ダバダバーッと走ってきた。

「なんかお手伝いしましょか?」

転げ落ちそうになっていた母は、声のあったかさと、コテコテの関西弁にホッとして、泣きそうになったらしい。


大変なとき、見て見ぬふりする人がいる。

でも、助けてくれる人もいる。

優しさは、潤滑油。

機械を守り、心を守り、生きやすくなる。

優しさは、社会の宝物。


しかも、それが小籔千豊さんだった。

なんていう偶然!


いつも大丈夫ですと断ってしまうお母さんが、小藪さんには甘えられた。

小藪さんのお人柄。


SNSでお礼を伝えたら、小籔さんまで届く時代。

松坂桃李さんにまで届いた。

世界の距離が近いな〜


おもろい話は、伝播するのである。
なぜなら、おもろいから。

これ、2019年のお話ですけども。

小籔さんの話を思い出すたびに、わたしも、とっさにおもろい人になりたいと思うのです。おもろい人は、がんばって、がんばりまくったら、なれるけど。

とっさにおもろい人って、なかなかなれんのよな。


おもろいが、ナチュラルに身についてるんですね。



後戻りして、声かけようか、もう1回、悩んだりしてチョロQヘルプ……

ぐんと、飛び出したら、まっしぐらに相手へ向かって、助けられる人になりたいですね。



岸田奈美さん、ご協力ありがとうございました♫


【今日のオススメ記事🎁】






よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはnote活動費に使わせていただきます。