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近頃は一気に冷え込んできて、先日大急ぎでヒートテックを引きずり出して掛け布団のほこりを払うなどした。

ここ数年毎回思っていることだが、もはや春夏秋冬などあったものではなく、夏夏冬冬といった天候の移ろい方をしているのではないか。
流石に言い過ぎかもしれないが、そう言いたくもなるほど気温の変化が急激だ。
つい先日まで冷房を付けていたというのに、もう長袖に掛け布団なしでは眠れない。

恐ろしいのはこの寒さがまだまだ序の口に過ぎないといったところである。
夏夏冬冬はやはり言い過ぎだ。冬というのはもっと寒い。冬という季節には人を大学から遠ざけて退学させたり、精神的不調を際立たせてメンタルクリニックに通わせ始めるだけの魔力があるのだ。

その点今はまだ優しい方である。
朝起きて外に出ても、「ああ、すっかり寒くなってきたなぁ」と感慨を感じる程度で済んでいる。
これが冬になると感慨も何もなく寒いだけであるので、やはり冬という季節は恐ろしい。

今年は冬を健康に乗り切るだけの工夫をしなければならない。
健康で文化的な生活を保障するための制度下にあるのだからそれが正しい努力というものだろう。

たとえば毎年の如く冷え性すぎてろくに動かなくなる足の爪先を何とかするだとか、もう何年も使い続けてろくに洗いもしていないペラペラの寝具を一新するだとか、そういったことをしてみようと思っている。

とりあえず靴下の良さそうなやつを探すところから始めてみよう。
この季節は絶対に足の先から悪くなっていくと相場が決まっているのである。温かい靴下を買おう。

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