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今日も今日とてなにもない一日であった。

しかし今日は寝て起きて食べて寝ての繰り返しの中で比較的良い夢を見た回数が多い気がする。
覚めた直後に「ああ、夢だったんだなぁ」と思い返して続きを見たくなるような夢である。

余りにもなにもない日々が続いているので、こうした夢は貴重な娯楽の一つだ。
今や時間を経過させるという意味と同等の価値で「良い夢を見る」ということを眠りに期待している。

とはいえ夢とは浮かんでは消えるもの。よほど印象に残っている少数のものを除けば、そうした良い夢たちも時間の経過による忘却には抗えない。
しかしそれでも「ああ、さっきのはいつぞやの夢の続きだ」と確信できるような夢が見られたりして、記憶の浮き沈みの不思議に嬉しさを見出すことも稀にある。

一体いつまでこの夢を見るしかない生活が続くのか分からないが、精々良い夢を見られることを願っている。

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