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24時間のどうしようもない長さ

地球上に住んでいる限り、誰であっても一日は24時間であると噂されている。
この24時間という時間、短いだろうか、長いだろうか。比較対象がなければ短いとも長いとも言えないはずではあるが、今日の私はなんとなく、そしてどうしようもなく「長い」と感じていた。

私はニートなので基本的に一日中家にいる。
そして私は最近「かつて熱中していたものに今までのようにのめり込めない」という精神状態になっており、物事を楽しむ気力が不足している。

そんな状態なので、一日の大半が「無」、何もしていない時間になる。
何もしていないというのはあくまで比喩表現で実際はちょこちょことスマホやパソコンを弄ったりしていることもあるが、文字通り何もしていない時間も相応にあって、そういう時間というのは大抵物凄く長く感じるものなのである。

最近また腰の痛さが気になり始め、どんな姿勢を取っていても右方向に湾曲した私の背骨は的確に体重を支えてくれず、背中だの腰だのあちこちが痛くなるのだ。
そんな有様なのでパソコンを長時間触るのも中々にキツく、横になっている時間が長くなる。横になっている時間も背中の痛みが皆無になるわけではないし、そして時間の潰し方が制限されることによって時間がますます長く感じる。

先日メンタルクリニックに通院した時、「何もすることができない」「何においても気力が出ない」と相談したところ、新しい薬を処方してもらった。
毎日飲んでいるのでそれなりに効果はあるはずだが(実際、「これが効果かな」と思えるような瞬間は何度かあった)、根本的に物事に集中できない、興味を持てないという部分が解決していない。

これに関してはやはり時間による解決を待つほかないのだろうか。
薬を飲んで寝る。ちゃんとご飯を食べる。その繰り返しで私の肉体は健康になっていくのだろうか。
健康を取り戻すまでに、私はあと何度24時間を過ごせばいい?

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