キャリアプランの注意点㊶

20代で汗を流さなければ40代で涙を流す。
30代で知恵を出さなければ50代で部下がいなくなる。
40代で人脈がなければ60代で仕事がなくなる。
50代で人望がなければ70代で孤独になる。
60代で希望がなければ80代で後悔する。
70代で夢があれば90代で歴史に残る。

何で見つけたのかは忘れましたが、
素晴らしい格言だと思います。

キャリアには中長期的視点が必要なのですね。
時間軸と言ってもいいでしょう。

先のことなんてわからない。
今を生きるのに精一杯…。

そう、未来なんて誰にもわからないんですよ。
だから今のことでアップアップ。

それはわかりますけどね、
少しだけ発想を変えて
「今」をいかにして「未来」に繋げるか？

わからないから
何もしなくていいのではなく、
わからなくても
わからないなりにしておくべきことがあると思うんです。

それは誰のためでもなく、
自分の未来のためなんですよね。

わからないなりにすべきこと。
これを、どう見い出すか？

ここにキャリアの成功と失敗の分岐点が
おぼろげながらも存在するような気がしています。

脱皮できない蛇は死ぬ…。

よく言われることですが、
身体が大きくなるのに
いつまでも古い皮に固執していたら
それ以上身体は大きくなりません。

これ、人間も同じではないでしょうか？
人間も常に脱皮しないといけません。

身体だけではなく、
精神面も、キャリアも、スキルも…。

昔の皮は合わなくなるもの。
それが成長ということですよね。

一向に合わなくならないということは
完全に成長が止まってる？
これはかなり怖いことですね。

人としての成長に終わりはないはずです。
終わらせることはできるでしょうけど。

働く人間の価値は、
その人の能力で決まるものではありません。

その人の「替え」が
どれほど得難いかを＜基準＞に決まるのです。

現にリストラというのは
「替え」の利く社員を切り捨て、
「替えの利かない」社員を残すというかたちで進行します。

どれほど有能な人間であっても
その人の担当している仕事が
もっと給料の安い人間によって代替可能であれば
逡巡なく切り棄てられる訳です。

これがクールな人事の原則です。

こういうことを前提として
キャリアを考えていくと
「今」何をすれば
「未来」に繋がっていくか
段々と見えてくるのではないでしょうか？

そう、それがキャリアプランです。


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